保育士の仕事内容を詳細に解説！やりがい・悩み・解決策・改善してほしいこととは？

今回は、「保育士って、どんな仕事？」「保育士の仕事内容」について紹介しようと思います。

これから保育士を目指す人や、将来の進路に迷っている人にとって、参考になれば嬉しいです。

また、現役保育士さんにも「うんうん！」と共感してもらえることも多いの内容となっています。

「（園の方針は様々ですが）頑張りすぎないでほしい」という気持ちを込めてお伝えします。

『保育士さんって、すごいんだよ！！』

自信をもって、働く人が増えたら嬉しいです。

保育士の悩み、その解決策についてもまとめました。

少しでも業務が楽になれたらと思っています。

よければ、最後までご覧ください✨

保育士の仕事とは？

全国保育士会にはこのように記載されています。

保育士は乳児から小学校入学前の保育を必要とする子どもを預かり、保護者に代わり子育てを実践することが仕事の中心です。

昨今では多様なニーズに応えるため、朝7時頃から子どもを受け入れ、夜は19時、20時まで延長保育を行っている保育所も多く、その他、夜間保育、休日保育といったさまざまなかたちの保育が行われるようになっています。

保育士の仕事は子どもたちと直接関わることだけではなく、子どもの様子を保育日誌などの記録にとることや、子どもの健やかな育ちのために、保護者や他機関との連携をとることも重要な仕事です。

引用：全国保育士会

保育士のリアル現場

では、実際に現場ではどのような仕事があるのか、一日の流れを紹介します。

一日の流れ

朝の受け入れ前

早番の先生は6時30分〜45分頃に出勤し、鍵開け、換気、掃除、暖房・加湿器の準備を行います。受け入れ前にも保護者からの電話連絡がたくさん入ります。

朝の受け入れ

子どもたちを受け入れ、体調を確認しながら保護者とコミュニケーションを取ります。

日中の保育

年齢に合わせ、計画した保育を子どもと楽しみます。天候によって（外に出れる、室内で過ごす）子どもの体調に合わせ、臨機応変に行います。

食事の準備、援助

未満児であれば、食事援助、スプーンなどの持ち方から教えます。
好き嫌いも出てきますが、前向きに食べれるように援助します。

以上児：年少さんは、まだ食事援助が必要な子が多いです(月齢差も大きく出ます）
秋ごろには少しクラスが落ち着いてきますよ。

年中・年長の時は、担任はほぼ早食い選手権でした。食育として一緒に味わう大切さも行いたいのですが、出来るところの片付け、食事中のおかわり、こぼした…など毎日なにか起こります（笑）

食事の片付け、歯磨き

子どもの食事のペースはバラバラです。

年中・年長では、時計に「〇になるまでに、食べ終わろうね」など目標を決めてみると、子どもたちは出来るものです！数字のところにシールなど目印をつけると解りやすくていいですよ。

お部屋掃除

以上児であれば、お当番活動として一緒に掃除をするのも経験になりますね！

午睡準備・寝かしつけ

この間にも、部屋の掃除、トイレ掃除、お帳面の返信・記入、午睡の呼吸チェック、職員会議、保育準備、行事準備、書類作成…やりたい事が沢山です！！！

子ども起床、布団片付け、掃除、おやつの準備

寝起きの良い子、なかなか起きられない子、オムツ交換が必要な子、トイレ介助が必要な子、子どもに合わせて対応します（この時間が意外と戦場だった時が多かったです）

おやつ、帰りの準備

子どもが順次帰宅するので、準備をします。持ち物の確認、着替え、保護者と今日の出来事を話したりと、コミュニケーションを取ることも大切です。

お迎え対応・遅番業務

子供の見守りや保育。保護者への報告、掃除、戸締りなど。お迎えが遅くなると残業になります。

＼園によって雰囲気も様々です／

実はまだまだ、保育士の仕事紹介

子ども、ひとりひとりに寄り添った保育を行う事は大前提✨

それ以外の「こんな仕事もある」ということをお伝えします

製作物の準備

園によって、製作の頻度は様々ですが、毎日の保育で必要な準備。子どもと行う事は楽しいのですが、事前準備に時間がかかります。

製作の選択、試作、素材選び、出来ることなら沢山時間をかけたいです。

誕生会などのレク準備

子どもたちが楽しみにしている『毎月の誕生会』この準備も、意外と時間がかかります。慣れない頃は、保育雑誌など沢山探して準備していました。

ピアノの弾き語り

保育の中で欠かせないピアノ。季節の歌、行事ごとの歌、発表会の歌と一年で何曲弾いたでしょうか。ピアノの練習はたくさんしました！

運動の指導

健康的な体力づくりを意識して、保育に盛り込んでいきます。

縄跳び、ボールあそび、以上児になると子どもに教えられるような得意な事もあると良いです。

行事の準備

七夕、節分、クリスマス…行事の由来を伝えるため、事前に勉強も必要です。

ダンスの指導

発表会が近づくと、遊戯の指導がはじまります。

曲の選択、まずは自分でダンスを覚える、そして子供の手本になる（向かい合わせで教えるので、自分は鏡になって教える）と楽しいですが、こちらも事前準備が多いです。

劇の指導

劇を選択、子どもの配役、曲の選択、衣装作り、セリフを覚えてもらう用意（紙にかく、台本を作るなど）これも、事前準備が多くなります。

衣装作り

既存の物がある園、ネットで購入する園もありますが、ミシンを使い手作りで作っているところも多い印象です。

書類作業

個人記録、月案、週案、日案、年案、毎月の行事計画。他にも多数…

日中は書類作業の時間が取れず、持ち帰り仕事が多かったです。

保護者対応

子どもの成長のために、成長や様子を伝えコミュニケーションを取っていきます。信頼関係が出来てくると、お家での様子も見えてくるので更に子どもへの理解が深まりますね。

掃除

保護者のみなさんと同じですが「名もなき家事」といものって多いですよね。そして、子どもが過ごす環境なのでとっても大切なんです！コロナやインフル、嘔吐の時期は特に掃除、消毒作業が150％でした。

病気への知識

子どものケガの対応や病気の知識、嘔吐の処理、子どもへの対応、熱性けいれん、手足口病、子どものかかりやすいものは知意識として必要になります。

職員同士の連携

職員同士の協力、コミュニケーションは不可欠です！！

どうでしょうか？まだまだ書ききれない事もあります。保育士（幼稚園の先生も）業務が本当におおいんです！！！

そして、先生たちってすごい！！！✨

不安になるけど大丈夫！！（解決策）

上記にいろいろ書きましたが、心配になりますよね。

・・・うん、大丈夫です！保育現場も時代とともに変化しています。

便利なツールは使い、先生ごとに得意不得意は助け合いましょう✨

項目ごとに、対応策を紹介しますね。

ピアノ

最初は引けなくても大丈夫！努力している姿は、子どもにも職員にも伝わります。

最初からあきらめるのは…💦左手は和音だけで大丈夫。

どうしても出来なければ、弾ける先生にお願いするか、音楽CDを使うのも良いですね

（使う前には、主任先生に相談しましょうね）

遊戯指導

保育雑誌に沢山の種類がついているので、参考にしていました(音源もついているので便利です)

また、YOUTUBEでも幼児～小学生向けまで、プロの人が考えたダンスが沢山あるので、そこから選ぶことも良かったですよ。

ダンス指導の時に、その動画をスクリーンで子どもに見せながら行ったこともありますが、キレがあり、細かくアドバイスも入るので子どもも解りやすそうでした。

（こちらも、園長・主任に確認してから行いましょうね、勝手に動画をみせることは良くありません）

運動など専門の指導

園によりますが「体育」のように専門の指導者が教えてくれている園もあるようです。

園として、子供の成長のために取り入れるか検討してもらうのも担任の負担が減るかもしれません。

衣装作り

私も本当に苦手でで出来なかったので、気持ちはわかります。これは、相談し他のクラスの先生にも協力してもらいましょう。

例えば、遅番担当を交換してもらい、その時間に縫うことを手伝ってもらう（持ち帰りはしないように協力しましょう）

衣装作成は得意な先生って本当に早い！！！！

あとは、ネットで購入できるものは「購入していいか相談する」ことです。スカート・ズボン・ベスト・帽子など意外とあります。その衣装に、装飾をしアレンジすることで、とっても可愛い衣装ができますよ✨

製作物の準備

複数担任のクラス、パートの先生に声をかけ協力してもらいましょう！

原案、見本はもちろん考えますが「切っておいてもらう」など、信頼して頼める仲間がいると良いですね。

どの悩みもですが、周りの職員に相談する、主任・園長に相談する…自分から伝える勇気をもって、助け合っていきましょう。

保育現場で働いている職員のみなさんです、きっと優しい人が多いはずです☺

書類作業はどうするの？

また、子どもがいる時間帯には、書類、行事準備…ほとんど出来ません。

そうです、持ち帰ってやることが多いです…

でも、現場の変化も感じています。

出来るだけ、書類などの業務時間がもてるように変化してきています。

遅番の時間には、順番に時間を作っている園、残業にはなりますが残業代が出る上で残っての仕事をOKにしているところ（持ち帰るよりは良かったです）

職員同士で行事担当を助け合ったり、アイディアを出し合い効率よく進めていきましょう。

『書類作成を効率よく行いましょう』

年案、月案、週案作成には、保育雑誌を活用しましょう！

保育雑誌には、○○案の中身も記入されたデータが付属されています。

子どもの様子・クラスの様子はその先生ごとに変えるべきですが、年案・月案はデータを使用し、コピペして効率化をはかりましょう！

自分の園と同じ・似ている書式の保育雑誌を探してみて下さいね。

保育士をやってよかったこと

• 子どもの成長を間近で感じられる
• 子どもたちの笑顔に元気をもらえる
• 保護者からの感謝の言葉が励みになる

本当に、この瞬間が一番うれしいです✨

子どものパワーってすごくて、逆に元気をもらう瞬間も多いですよね。

どうでしたか？

まだまだ書ききれない事が沢山ですが、書き出してみて改めて仕事量の多さに驚きです。

『保育士さんって本当にすごい！！！』このことを伝えたいです✨

＼自分が楽しく働けるところで働いてほしいです／

【レバウェル保育士】

改善してほしい事

お給料

あとは、せつないお給料…私は地方に住んでいるので、ネットで調べて出てくる保育士の給料が信じられません😢処遇改善はあるようですが、働く環境によって全然違うと思います。

給料の改善を願います（切実に）

保育士定数

『国が定める配置基準』

子供の年齢	保育士1人の子どもの人数
0歳児	3名
1.2歳児	6名
3歳児	20名
4.5歳児	25名

おわりに

子供の命を預かり、大切に保育してくださっているみなさん。

本当に毎日お疲れ様です。

「保育士」に興味があったみなさん、どうでしたか？

子どもが可愛い！！そんな優しい心をもって志したみなさん。保育士を目指している人も、現場のリアルを知った上で、「それでも、大丈夫！」と思ってもらえたら嬉しいです。

この記事を書いて、改めて『保育士って、すごい！！！！』心から思います✨

自分に合った、自分の居心地の良い職場を選び、長く楽しく働ける環境を見つけてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！

＼自分にあう園がきっとみつかります／