
「3歳って、どんな絵本を選べばいいの?」
おしゃべりが上手になり、世界がぐんと広がる3歳の時期!
でも、絵本選びに迷う方も多いのではないでしょうか。
私は保育士として15年間、たくさんの3歳児と絵本の時間を過ごしてきました。

そこで今回は、子どもたちが実際に夢中になった絵本を中心に、心の成長を育む30冊を厳選♩
読み聞かせが楽しくなるヒントも交えながらご紹介しますので、「何を選べばいいか分からない…」という方も、きっとお気に入りが見つかりますように♩
気になる絵本がありましたら、ぜひチェックしてみてくださいね!
3歳児さんにぴったりな絵本の選び方

3歳ごろになると、好きなことや興味のあることがはっきりしてくる時期。
そんな「今」の子どもの気持ちに寄りそった絵本を選ぶと、もっと楽しく読めるようになりますよ♪
1. ストーリーはシンプルでわかりやすく
3歳さんは、まだ集中できる時間が短め。
長いお話よりも、短くて分かりやすいストーリーの絵本がおすすめです。
ページ数が少なく、さっと読める内容の方が、最後まで楽しく聞いてくれることが多いですよ。
2. 「好き」や興味に合わせて選ぶ
動物・のりもの・虫・キャラクターなど、3歳ごろになると「好き!」がはっきりしてきますよね。
そんなお子さんのお気に入り(好き)のテーマに合わせて選ぶと、「読んで〜!」と何度も持ってきてくれることも♪
3. 想像力や言葉のリズムを楽しめる絵本を
くり返しのあるお話や、リズムよく読める絵本は、3歳さんが大好きな要素がたっぷり!
音の響きが楽しい絵本や、読んでいてつい口ずさみたくなる作品もおすすめです。
4. 世界観や絵が魅力的な絵本
ページをめくった瞬間「わあ!」と声が出るような、色づかいや絵のタッチが美しい絵本も心に残ります。感性を育てるきっかけになりますし、大人もいっしょに楽しめるのが嬉しいポイントですね。
5. 日常や成長に寄りそった内容も◎
トイレ・お着替え・おでかけなど、毎日の生活に関わるテーマや、新しいことにチャレンジする気持ちを応援してくれる絵本もぴったり。「これ、ぼくといっしょ!」「わたしもやってみたい!」と、親近感を持ってくれるかもしれません。
集中できる時間の目安は「年齢+1分」くらい。
3歳なら、4分ほどで読める絵本からスタートしてみるのが◎
など、いろんなジャンルにふれてみるのも楽しい時間になりますよ♪
3歳ごろからおすすめの絵本30選
3歳から楽しめる絵本のおすすめをカテゴリに分けて紹介します📚
ロングセラーで愛され続ける名作絵本
📚①おおきなかぶ

再話 | A・トルストイ |
訳 | 内田 莉莎子 |
画 | 佐藤 忠良 |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 1966年06月20日 |
ページ数 | 28ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
おじいさんが植えたかぶが、大きく大きく育ちました。おじいさん、おばあさん、孫、いぬ、ねこ、ねずみ……みんなで力を合わせて「うんとこしょ、どっこいしょ!」と、かぶを引っぱります。

「うんとこしょ、どっこいしょ」の繰り返しが楽しく、一緒に引っ張る真似をしたり、声を出し楽しんでくれていました♪一緒に引っぱるまねをして、大盛り上がりでしたよ。
📚②ぐりとぐら

作 | なかがわ りえこ |
絵 | おおむら ゆりこ |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 1967年01月20日 |
ページ数 | 28ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
お料理と食べることが大好きな、野ねずみのぐりとぐら。
森で見つけたたまごを使って、大きなカステラを作ります。ふんわりおいしそうなにおいが、絵本から伝わってくるようなお話です。

「ぐりぐらぐりぐら…♪」のリズミカルな言葉がくせになりますね♪
子供たちも「お家でカステラ作りたい~」と、お話のあとに実際にお料理したくなる子もいましたよ。
📚③はらぺこあおむし

作 | エリック・カール |
訳 | もりひさし |
出版 | 偕成社 |
初版年月日 | 1976年5月 |
ページ数 | 25ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
おなかをすかせたあおむしが、月曜日にりんごを1つ、火曜日にはなしを2つ……と、いろいろな食べものを食べながら大きくなっていきます。
エリックカールさんの色あざやかなイラストが、子どもたちの目を引きつけて離しません。

絵本を楽しみながら、曜日・数・食べ物の名前・色なども自然と覚えていけるのがこの絵本の魅力♪お歌もあるので、歌いながら読むのが子どもたちのお気に入りでした!
📚④てぶくろ

絵 | エウゲーニー・M・ラチョフ |
訳 | うちだ りさこ |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 1965年11月01日 |
ページ数 | 16ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
ある雪の日、おじいさんが森の中で手袋を落としてしまいます。
その手袋に、ねずみ・かえる・うさぎ…と、森の動物たちが次々と入ってきて――
温かそうな手袋は、どんどんふくらんでいきます。

「あなたは?」「ぼくもいれてよ」「どうぞ!」のくり返しが楽しくて、子どもたちも大好きな作品です♪
劇あそびにもよく取り入れられますよ。動物の役になりきると、みんなとってもイキイキしていました✨
📚⑤どろんこハリー

文 | ジーン・ジオン |
絵 | マーガレット・ブロイ・グレアム |
訳 | わたなべ しげお |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 1964年03月15日 |
ページ数 | 32ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
おふろが大きらいな犬・ハリー。
家を抜け出して泥んこになって帰ってくると…なんと家族に気づいてもらえません!
一生懸命アピールするハリーの姿に、クスッと笑って、ちょっぴりじ〜んとするお話です。

ハリーの冒険と家族のあたたかさが、やさしく心に届く作品です♪子どもたちは「どうして気づいてくれないの〜!?」とドキドキしながら見入っていました。
📚⑥三びきのやぎのがらがらどん

絵 | マーシャ・ブラウン |
訳 | せた ていじ |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 1965年07月01日 |
ページ数 | 32ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
3匹のやぎ「がらがらどん」が、橋の向こうの草を食べに出かけます。
でも、橋の下にはこわ〜いトロルがいて…!?
小さなヤギの知恵と、大きなヤギの勇気で、はたして無事に草を食べに行けるのでしょうか?

橋の下のトロルが出てくると、子ども達の緊張感が増して…!!!ドキドキたのしく、子ども達も「もう一回見たい!」というお話でしたよ。
📚⑦三びきのこぶた

訳 | 瀬田 貞二 |
画 | 山田 三郎 |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 1967年04月01日 |
ページ数 | 20ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
こぶたの3兄弟が、それぞれワラ・木・レンガで家を建てます。ところが、オオカミがやってきて…!?ワラの家と木の家は吹き飛ばされてしまいますが、レンガの家を建てた末っ子のこぶたが、知恵と勇気でオオカミに立ち向かいます。

みんな大好きな定番のお話!「三びきのこぶた」の手あそび歌と一緒に読んだ日は、子どもたちもとっても楽しそうでしたよ♪
みんな大好き!定番人気シリーズ
📚⑧はじめてのおつかい

作 | 筒井 頼子 |
絵 | 林 明子 |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 1977年04月01日 |
ページ数 | 32ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
みいちゃんは、ママに頼まれて牛乳を買いにひとりでおつかいに出かけます。
転んだり、坂をのぼったり…小さな体でがんばって、やっとお店にたどりついたけど、声が小さくてなかなか買えません。
ドキドキしながらも、成長していくみいちゃんの姿が胸を打つ、あたたかい絵本です。

みいちゃんが「牛乳ください!」と勇気をふりしぼる場面では、子どもたちもじーっと集中して見ていました。「はじめて」のチャレンジを応援したくなる一冊です♪
📚⑨ねずみくんのチョッキ

作 | なかえ よしを |
絵 | 上野 紀子 |
出版 | ポプラ社 |
初版年月日 | 1974年8月 |
ページ数 | 32ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
ねずみくんのお母さんが編んでくれた赤いチョッキ。「ちょっときせてよ」をみんなが着ていくとだんだんのびていくチョッキ…繰り返しのやりとりが楽しいですが、ねずみくんの表情がちょっときになる…!?

くすっと笑えるユーモアと、ねずみくんのちょっぴり切ない表情が印象的です。
短めのお話なので、繰り返し読んで楽しむ子も多かったですよ♪
ぜひ、他のシリーズものも楽しんで欲しいです▼
ポプラ社公式:「ねずみくんのチョッキシリーズ」特設ページ
📚⑩100かいだてのいえ

作 | いわいとしお |
出版 | 偕成社 |
初版年月日 | 2008年5月 |
ページ数 | 32ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
ある日、トチくんのもとに届いたふしぎな手紙。そこには「100かいだてのいえの てっぺんに きてね」と書かれていました。トチくんはさっそく出発し、てっぺんを目指してのぼっていきます。10階ごとに違う動物たちのくらしがあり、空の色の変化も楽しめる、発見の多い一冊です🌙

縦に開くユニークな絵本で、読み聞かせの時間には子ども達も一緒にのぼっているような気分に♪隅々まで描きこまれたイラストに、じっくりと見入ってしまう子もたくさんいました。
「100かいだてシリーズ」の他の作品についてはこちらもご覧ください▼
絵本「もりの100かいだてのいえ」の魅力とは?あらすじ&子どもの反応を解説!
📚⑪バムとケロのそらのたび
作 | 島田ゆか |
出版 | 文溪堂 |
初版年月日 | 1995年10月 |
ページ数 | 32ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
バムとケロが飛行機に乗って、おじいさんの家に出かけるお話です。ところが旅の途中には、予想外のハプニングが盛りだくさん!ワクワクの展開に、最後まで二人から目が離せません。

バムとケロのお話はもちろんですが、隅々のサイドストーリーからも目が離せません♪どこを見ても楽しい発見があり、子どもたちの視点でいろんな楽しみ方ができる作品です。
「バムとケロ」他の記事について、こちらをご覧ください▼
【絵本紹介】『バムとケロのさむいあさ』のあらすじと魅力を徹底解説!
📚⑫キャベツくん

作・絵 | 長新太 |
出版 | 文研出版 |
初版年月日 | 1980年 9月 |
ページ数 | 28ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
おなかがぺこぺこのブタヤマさんがキャベツくんを食べようとすると……!?
キャベツくんの「ぼくを食べたら、こうなるよ!」というユーモアたっぷりの例えに、ブタヤマさんもびっくり。テンポの良いやりとりが楽しい作品です。

ブタヤマさんが「ブキャ!!」と驚くシーンでは、子どもたちも大笑い♪
大人もクスっと笑えるナンセンス絵本として、何度でも読み返したくなる魅力があります。
「キャベツくん」について詳しくは、こちらもご覧ください▼
【4歳から】絵本『キャベツくん』のあらすじ・読み聞かせにおすすめポイント解説
📚⑬14ひきのぴくにっく

作 | いわむらかずお |
出版 | 童心社 |
初版年月日 | 1986年11月15日 |
ページ数 | 32項 |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
今日は春の野原へおでかけ!お弁当と水筒を持って、14ひきの家族が森の中を進みます。目を覚ましたカエルたちの声、咲き始めた花々、つくしの道やたんぽぽの野原……春の命があふれる自然の中を、みんなで楽しく歩きます。

春の光や草花の美しさが、細やかに描かれています🌸見返しには植物の名前も紹介されていて、図鑑のようにじっくり読みたくなる魅力も。自然と触れ合う楽しさを、ぜひ親子で味わってみてくださいね♪
📚⑭パンダ銭湯
作 | tupera tupera |
出版 | 絵本館 |
初版年月日 | 2013年8月 |
ページ数 | 32項 |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
パンダしか入れない“パンダ専用”の銭湯が舞台。
ある日、パンダの親子が銭湯に行くと、なんと脱衣所で…“服を脱ぐ”?!?そこから始まるビックリ展開に、大人も子どもも笑ってしまうこと間違いなしのユニークな絵本です。

パンダが服を脱いでお風呂に入るシーンでは子供たちが大笑い!みんなでの読み聞かせが終わった後に「先生、貸して!!」と、友達と爆笑しながら何度も繰り返し読んでいましたよ♪
📚⑮そらまめくんのベット

作 | なかや みわ |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 1999年09月30日 |
ページ数 | 28ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
そらまめくんの宝物は、ふわふわでやわらかい自分のベッド。
大切すぎて、誰にも貸したことがありません。ところがある日、そのベッドがなくなってしまいます!一生懸命探した先で見つけたのは、なんと卵をあたためているうずらの姿でした。

自分のものを大切にする気持ちと、だれかを思いやる気持ち。そらまめくんの優しさが心にしみる、あたたかいストーリーです。シリーズで揃えたくなる作品ですよ♪
📚⑯くれよんのくろくん

作・絵 | なかや みわ |
出版 | 童心社 |
初版年月日 | 2001年10月15日 |
ページ数 | 32項 |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
たいくつしていたくれよんたちが、まっしろな画用紙を見つけてお絵かきを始めます。次々と仲間が集まり、美しい絵ができあがっていきますが、くろくんだけは色が暗いからと仲間はずれに…。でも、シャープペンのお兄さんに出会ったことで、くろくんの力が輝きはじめます。

みんなちがって、みんないい。個性の大切さがやさしく伝わる作品です。保育園では「くれよんのくろくん」を読んだ後に、真似をして“けずり絵”をして楽しんだりもしました♪
「くれよんのくろくん」他のシリーズについて、こちらをご覧ください▼
『くろくんとなぞのおばけ』の魅力とは?読み聞かせの反応や遊びへの活用も紹介!
📚⑰チャレンジ ミッケ! / 3 コレクション
写真 | ウォルター・ウィック |
訳 | 糸井重里 |
出版 | 小学館 |
初版年月日 | 2006.09.14 |
ページ数 | 36項 |
おすすめポイント
絵本の内容
おもちゃや身近なものの中から、お題のアイテムを探し出す“さがし絵本”!
子どもも大人も、ついつい夢中になってしまいます。今回は「おもちゃ」がテーマ。集中力や観察力が楽しく育まれます♪

保育園でも大人気のシリーズ!1人でじっくり見るのも、友だちとワイワイ探すのも◎。「見つけた!」の喜びが詰まった、ずっと手元に置いておきたい絵本です。
「チャレンジミッケ!」他のシリーズについていは、こちらからご覧ください▼
子どもの集中力を育む!『ミッケ!』絵本の魅力と楽しみ方
のりものが大好きな子におすすめ
📚⑱でんしゃにのって
作 | とよたかずひこ |
出版 | アリス館 |
初版年月日 | 1997年06月19日 |
ページ数 | 36ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
うららちゃんが、電車に乗っておばあちゃんの家へ。
ガタゴト―ガタゴト―、「次は○○~」「はい、おじゃましますよ」だんだん電車がにぎやかになっていきます。目的地に着いたとき、眠ているうららちゃん…!?!無事に、おばあちゃんのところにいけたかな?

「ガタゴト―」というリズムの繰り返しが楽しくて、小さい子から夢中になっていた絵本です📚
📚⑲でんしゃでいこうでんしゃでかえろう

作・絵 | 間瀬なおかた |
出版 | ひさかたチャイルド |
初版年月日 | – |
ページ数 | 24項 |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
トンネルの部分が穴あきの仕掛け絵本!トンネルを抜けるたびに変わる景色にワクワク♪ 表と裏、どちらからでも読めるユニークなつくりで、どちらから読んでも楽しいです。

保育園でも子どもたちに大人気で、毎回「でんしゃでいこう」と「でんしゃでかえろう」を2往復読むこともありました🚃
📚⑳あかくんまちをはしる

作 | あんどう としひこ |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 2009年02月10日 |
ページ数 | 24ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
ちいさな車の“あかくん”が、なかよしの“あおくん”と一緒に街をおでかけ。道中では、バスやパトカー、消防車など、たくさんの働く車に出会います。背景にはさりげないストーリーが隠されていて、絵をじっくり隅々まで楽しみたい絵本ですよ♪

車が好きな子が、特に夢中になって繰り返し楽しんでくれました♪
📚㉑ぼくのしょうぼうしゃ

作 | 竹下文子 |
絵 | 鈴木まもる |
出版 | 偕成社 |
初版年月日 | 1993年12月 |
ページ数 | 32ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
ぼくが欲しいのは小さな赤い消防車。「こんなこともできるよ!」といろんなお話をしてくれます。はしごが伸びるページは縦開きになっていて、消防車の高さがリアルに感じられます。

乗り物好きな子どもたちに大人気!
保育園でも読んだ後は、お散歩で消防車を見つけて大喜びでした♪
言葉あそびが楽しい絵本
📚㉒ぶたたぬきつねこ

作 | 馬場のぼる |
出版 | こぐま社 |
初版年月日 | 1978年発行 |
ページ数 | 40ページ |
おすすめポイント
絵本の内容
しりとり形式で進んでいく楽しい絵本。「ぶた → たぬき → きつね → ねこ」…と、絵と言葉がリンクしているので、まだ文字が読めないお子さんでもイラストを見ながら楽しめます♪

「11ぴきのねこ」シリーズでおなじみ、馬場のぼるさんの作品だけあって、ユーモラスな絵がとっても魅力的です⭐
📚㉓おやおやおやさい

文 | 石津 ちひろ |
絵 | 山村 浩二 |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 2010年06月10日 |
ページ数 | 24ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
野菜たちがマラソン大会を開催!?テンポのいい言葉あそびがたっぷり詰まったユーモア絵本です。「だじゃれ」のような語呂あそびがリズミカルに展開されるので、大人も思わずクスッと笑ってしまう一冊♪

イラストも楽しく、野菜が苦手な子どもたちも「野菜って面白い!」と興味を持ってくれていました♪食育のきっかけにもおすすめです📚
📚㉔さる・るるる
作 | 五味太郎 |
出版 | 絵本館 |
初版年月日 | 1979年11月 |
ページ数 | 24項 |
おすすめポイント
絵本の内容
「さる・くる」「さる・とる」など、“る”のつく動詞が続く言葉あそびの絵本。繰り返しのあるリズムで読みやすく、イラストのユーモアも五味太郎さんならでは!
文字が読めない子も、耳でリズムを楽しめる内容です。

お話や言葉に興味が出てきた4歳くらいの子どもたちに特に人気でした!
📚㉕あっちゃんあがつく たべものあいうえお
作 | さいとう しのぶ |
原案 | みね よう |
出版 | リーブル |
初版年月日 | 2001年3月27日 |
ページ数 | 144ページ |
おすすめポイント
絵本の内容
「あっちゃん あがつく あいすくりーむ♪」のように、ひらがなと食べ物が楽しくリンク!リズムよく読める「あいうえお絵本」です。
ページをめくるたびに現れる美味しそうな食べ物のイラストが可愛くて、子どもたちの食いつきも抜群です。

左ページにひらがな、右ページにイラストと文章という構成なので、言葉を覚えるきっかけにもなっていました♪あ行からん行まで、楽しみながらひらがなに親しめる絵本です📚
感情や心を育てる絵本
📚㉖カラーモンスター きもちはなにいろ?
作 | アナ・レナス |
訳 | おおとも たけし |
出版 | 永岡書店 |
初版年月日 | 2020/02 |
ページ数 | 41ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
自分の気持ちがよくわからないカラーモンスターが、いろんな「気持ち」を色で表しながら整理していくお話です。色やイラストでわかりやすく表現されていて、子どもたちにも伝わりやすい一冊です。
翻訳をしてくださっている「大友剛さん」本人の読み聞かせ動画です▼

保育園でも、癇癪やよく泣いてしまう子…そんな子たちも、夢中になって聞いてくれる絵本でした。「自分の気持ち」を知るきっかけになる、素敵な絵本です。
「カラーモンスターきもちはなにいろ?」について詳しくは、こちらからご覧ください▼
『カラーモンスター』の魅力!子どもが感情を理解できるおすすめ絵本
📚㉗もったいなばあさん
作 | 真珠 まりこ |
出版 | 講談社 |
初版年月日 | 2004年10月08日 |
ページ数 | 34ページ |
おすすめポイント
絵本の内容
「もったいないばあさん」が、私たちに「もったいない」の大切さを教えてくれる絵本です。
講談社さん公式がアニメも出してくれています!
アニメもとっても楽しくて子どもが夢中になること間違いなしです▼

保育園で読み聞かせをした後の、子ども達の変化に驚きました!!!「絵本の力」って本当にすごいんだなと感じた作品です。
「もったいないばあさん」について詳しくは、こちらもご覧ください▼
「もったいない」の心を育む絵本『もったいないばあさん』で食べ物や物を大切にする心を育てよう
📚㉘おおきくなるっていうことは

文 | 中川ひろたか |
絵 | 村上康成 |
出版 | 童心社 |
初版年月日 | 1999年1月25日 |
ページ数 | 32項 |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
「おおきくなるっていうことはね…」という優しい語り口で、成長することの意味を子どもにもわかりやすく教えてくれる絵本。たとえば「服が小さくなること」「歯がはえること」など、子どもたちの身近な出来事とともに描かれています。

進級やお誕生日の時期に読んであげると、子どもたちも共感しながら聞いてくれました✨
📚㉙ちょっとだけ

作 | 瀧村 有子 |
絵 | 鈴木 永子 |
出版 | 福音館書店 |
初版年月日 | 2007年11月15日 |
ページ数 | 32ページ |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
弟が生まれてお姉さんになったなっちゃん。ママに甘えたい気持ちを「ちょっとだけ」我慢する姿が、やさしく描かれた絵本です。さみしさと成長の両方が丁寧に描かれており、共感しやすいストーリーです。

保育園では、赤ちゃんが生まれて「お兄さん・お姉さん」になる子が多いので、ぴったりの一冊。読み終えたあと、「甘えてもいいんだよ」と伝わったようで嬉しかったです。
「ちょっとだけ」について詳しくは、こちらからご覧ください▼
絵本「ちょっとだけ」兄弟ができた子の心の成長を描く一冊|ハンカチ必須の素敵なお話
📚㉚どうぞのいす

作 | 香山美子 |
絵 | 柿本幸造 |
出版 | ひさかたチャイルド |
初版年月日 | 1981年 |
ページ数 | 32項 |
おすすめポイント
絵本のあらすじ
うさぎさんが野原に置いた「どうぞのいす」から始まる、やさしさのリレー。
動物たちが次々と「どうぞ」と気持ちを繋いでいく、心あたたまるお話です。

「やさしさって、こうして広がっていくんだなぁ」と、読みながらほっこり温かい気持ちになります。
まとめ

3歳ごろになると、お話をしっかり聞けるようになり、「これが好き!」というお気に入りの絵本を、何度も繰り返し楽しむようになります。
想像力や言葉の力がぐんぐん育つこの時期に、心に残る一冊と出会えると良いですね。
今回は「3歳からおすすめの絵本」をご紹介しましたが、子どもたちの興味や成長のペースはそれぞれ違います。年齢の目安はあくまで参考に、お子さん自身が「楽しい!」と思える絵本を選んであげてくださいね♪

また、ひらがなに興味を持ち始めたり、少しずつ読めるようになってきた時には、あえて1~2歳向けの読みやすい絵本を選ぶのもおすすめです。
おうち時間に、絵本を通して親子の笑顔が増えますように🌈
絵本選びのヒントになれたら嬉しいです♪
