
こんにちは!
保育歴15年、元保育士のりんです☺
春になると、初めての園生活(保育園・幼稚園)がはじまりますね♪
「楽しみ!」「でも、ちょっと不安…」「緊張」と、様々な気持ちがあるのではないでしょうか?
今回は『子どもの初めての園生活』に向けて、
「入園準備でやっておくと安心なこと」
「初めての集団生活に慣れるまで」
について、保育経験をもとにお話ししたいと思います!
春からお子さんの園生活が始まるご家庭が、少しでも安心できるように、不安を解消できるようにお伝えできたらと思います。
入園前にやっておくと安心な準備

生活リズムの調整(早寝・早起き)
お家で大切育ててもらった子どもたち✨おうちではお子さんのペースで過ごしてきたと思いますが、これからは集団生活が始まります。
まずは「早寝、早起き」を行ってみてください。
朝すっきり起きられると、園での遊びや食事も楽しめます。
逆に、寝不足だと朝からぐずりやすくなったり、園での活動に集中できなかったりすることも…大人のように感情をコントロール出来ませんよね。
初めての場所で緊張し、不安でいっぱいの子どもたちが、体調面から「元気いっぱい」の状態で、登園出来たら嬉しいなと思います。
また、入園前に園の「1日の流れ」に合わせたリズムを少しずつ取り入れてみるのもおすすめです。
園からもらった資料には、園生活の時間割もついています。「お昼ご飯の時間はいつもと違うな」と気づいたら、少しずつ調整してみてください。
「思ったより、リズムがとりやすい」「昼食時間に合わせると、朝食はもう少し食べさせていきたいな!」など気づくことがあるかもしれません。
起床時間(登園時間)、昼食時間、午睡時間を、ちょっぴり意識してみて下さいね♪
子どもも自然と体が慣れていき、園生活になじみやすくなるかもしれませんよ。
また初めての保育園生活が始まると、子どもも疲労から「夜泣きでねむれなかった」など出てくると思います。そんな時は、その様子を担任に話してみてください。
「今日は、早めに昼寝しようね」「眠いみたいだね、普段より30分長く寝せてあげよう」など配慮してもらえるはずです。
困ったときは、是非相談してみてくださいね。
【保育園に慣れてきてからのお話】
園生活に慣れてきた辺りに「今日は普段と違って機嫌がわるいみたい…」「今日は友だちとのトラブルが多いな…イライラしてるのかな?なんでかな?」と子どもの様子の変化に気づくときがありました。
お迎えの時にお家の方に尋ねてみると
「実は、お母さんが夜勤で寝るときに寂しがってなかなか寝なかった」
「親戚があそびにきていて、遅くまで起きていた」
「3連休で、旅行にいってきて、長時間移動をした」
など聞き、「なるほど!」と思うことが多々あります。
大人にとっては何気ない一日でも、小さな子供にとって楽しいお出かけなどの後は、「興奮状態」「疲労など蓄積」していることもあります。
担任としても、子どもたちが安心して園生活を送れるよう見守っていますので、普段と変わったことがあった時は、連絡帳や送迎の時に一言教えてもらえたら嬉しいなと思います!

例:「○○ちゃん、いつもは穏やかなんですが、今日はちょっとしたことで怒ったり、泣いてしまうことがあって…普段と違う様子だったんですが、お家で変わったことは何かありませんでしたか?」

「あ!昨日、ママが出張で夜中に帰ってきたの。ママを一緒に寝たいって言うので寝る時間が普段より遅くなっていて…」

「そうだったんですね!教えてくださり、ありがとうございます!!
(今日は、眠くて疲れていたんだな~と、普段の様子との違いが解決します✨)」
持ち物や名前付けのポイント

お子さんの持ち物には、「ひらがな」で名前を書いておくのがおすすめです✨
落としてしまった時に「ひらがな」で記名してあれば、自分で気づいて拾うこともできますし、お友達が見つけて拾ってくれた時にも、「○○ちゃんのだよ!」と持ち物は戻ってきます。
最近はカタカナやローマ字の名入れもありますが、ひらがなの方が子どもにとって分かりやすいので、ぜひ活用してください。
拾っても「これだれのー?」となることが多いです。
自分の名前から、ひらがなに親しむ、覚えることにもつながりますので、是非「ひらがな」での記名してみてくださいね!
また、3歳以上のお子さんなら、一緒に準備をするのも良いと思います。
お着替え袋の中に新品の服など子ども自身が知らないものが入っていると「自分のじゃない!!」と、お着替えを嫌がってしまう子もいます。
買い物や準備のときに「これ使おうね♪」と伝えておくとスムーズですよ✨
\よければ、お名前つけの参考にしてみてください/
初めての集団生活に向けた心構え

「保育園は楽しい場所だよ!」と伝える
子どもは、大好きなお家の人の雰囲気を敏感に感じ取ります。
だからこそ、大好きなお家のひとが「楽しんできてね」「いっぱい遊んできてね!」と明るく声をかけてあげてください。
子どもも安心して登園できるんです!
泣いても大丈夫!!
送り迎えの時に泣いてしまう時には、心配になりますよね。
結論からいいます…「泣いていいんです」「泣くのはあたりまえです✨」
周りをみると、「泣いてるのはうちの子だけ?」と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。
泣くのは「ママやパパが大好き!」の証拠です。
心配だと思いますが、「わが子は泣くほど、私のことがすきなんだな✨」と安心してもらえたら嬉しいです。
今まで沢山の子どもと関わってきましたが、ほとんどの子が1年中泣くことはなく、だんだん慣れていきます。
「4月泣いて登園→慣れてくる→5月の連休明けにまた泣く」
このパターンが定番なので
「6月ころまでに、泣かずに登園出来たらいいか♬」と思ってもらえると良いと思います。

休み明けの登園の時に、泣いてしまっても心配しないでくださいね♬
行事のときに泣いてしまっても大丈夫!
先ほどのお迎えの時に泣いてしまうのと同様ですが運動会、参観日、発表会…「泣いていいんです!」それも成長のひとつ。
特に、入園して最初の一年の行事は「泣く」と思ってもらって大丈夫です。
頑張って過ごしている保育園生活でも、大好きなお家の人が見えたらそっちに行きたいですよね!
保育士も「おうちの人が見えたから泣いちゃったんだね」「安心したんだね」と、気持ちを受け止めているので安心してくださいね✨
おわりに

子ども達は、同じクラスだとしても4月生まれと3月生まれでは「1年」もの月齢差があるんです。
4月生まれの子が、歩き出そうとしてるときに、3月生まれさんは産まれたばかりで首も座ってないんですよね。
1年の差は大きいですが、それぞれのペースで成長していきます。
ですので、心配しないでくださいね。
「みんな違って、みんな良い✨」
心配なことも多いと思いますが、お家の方の笑顔で「いってらっしゃい!!」と送り出してあげてくださいね。
一番の『魔法の言葉』なのではないかなと思います🌈

お子さんが安心して新しい生活をスタートできるよう、心から応援しています!

