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非認知能力とは?子どもの「心の力」を育てる遊びと関わり方を元保育士が解説

子どもの「心の力」を育む非認知能力について知っていますか? こども
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こんにちは!保育歴15年の元保育士、りんです。

みなさんは「非認知能力(ひにんちのうりょく)」という言葉を聞いたことがありますか?

最近では、子どもの教育や保育の現場でもとても注目されている考え方です。

「初めて聞いた!」

「なんとなく知っているけど詳しくは…」

そんな方も多いと思います。

今回の記事を読んで、少しでも子育ての参考になれたら嬉しいです。

この記事でわかること
  • 非認知能力ってなに?
  • どうやって育つの?
  • 大人はどんなふうに関わればいいの?
  • おすすめの遊びや知育玩具も知りたい!

子育てや保育のヒントになれば嬉しいです✨

非認知能力とは?

子供の非認知能力とは?

「非認知能力」とは、テストで点数として測ることができない、人として生きていくうえで大切な“心の力”のことを指します。

たとえば…

  • 自分を大切に思う気持ち(自己肯定感)
  • 困難にもあきらめずに取り組む力(やり抜く力)
  • 友だちと仲良くする力(協調性・共感力)
  • 感情をうまくコントロールする力(感情の調整力)

これらは数値には表れませんが、子どもがこれからの社会をたくましく、自分らしく生きていくために、とても大切な力です。

なぜ今、注目されているの?

現代は「VUCA(ブーカ)」と呼ばれる、変化が激しく、先の見通しが立ちにくい時代。

そんな中で求められるのは、テストの点数だけでなく「自分で考え、周りと協力しながら進んでいける力」です。

たとえば「ペリー就学前プロジェクト」という有名な研究では、幼児期に遊びを大切にする保育を受けた子どもたちが、大人になってからも高い学歴や収入を得たり、犯罪率が低かったりという結果が出ました。

しかもIQの差は時間とともに消えていったのに、その違いが続いたのは「非認知能力」が育っていたからだと注目されたんです。

非認知能力ってどうやって育つの?

実はこの力、教科書のように「こうしなさい」と教えて身につくものではありません

子どもたちが、日々の遊びや生活の中でさまざまな気持ちを経験し、周りの人と関わりながら、自然と育っていくものなんです。

りん
りん

私が保育現場で、子どもたちが遊びを通して自分で考え、挑戦し、時には失敗して、また立ち上がる姿をたくさん見てきました!

遊びは“心の力”を育てる原動力!

子どもの非認知能力

子どもたちは、遊びの中でこそ本気になります。

たとえば…

  • 思い通りにいかなくて悔しい → 感情のコントロール
  • 友だちとルールを作って遊ぶ → 協調性・対話力
  • ごっこ遊びで役になりきる → 想像力・他者理解

遊びには、「やってみたい!」という気持ちがたくさん詰まっています。

その主体的な気持ちこそが、非認知能力=心の力を育てる原動力なんです🌟

3つの視点で見る“心の力”

非認知能力3つの力イメージ画像

非認知能力を、大きく3つの視点からお伝えします。

① 自己にかかわる力

  • 自分を大切にする気持ち
  • 興味・関心をもつ力
  • あきらめずに取り組む力

② 社会性にかかわる力

  • 思いやりや協調性
  • 相手を理解する気持ち
  • 友だちとの関係を築く力

③ 支える基盤

  • 大人との安心できる関係(愛着)
  • 家庭や園でのあたたかい雰囲気

これら3つはバラバラではなく、重なり合いながら子どもたちの“心の力”を育んでいきます

大人にできることは?

親子の関りが非認知能力を育む

非認知能力の育ちは、子どもが安心して自分らしくいられることが土台になります。

だからこそ、大人の関わり方がとっても大切なんです。

  • 子どもの気持ちに寄り添って、共感すること
  • 感情が揺れたときに、そっと支えること
  • 「やってみたい!」が生まれるような環境を整えること

子どもが「自分らしくいていいんだ」と感じられる環境が、心の力の育ちを大きく後押しします🌷

非認知能力の育ちを支える幼児教育引用画像①

引用:東京大学大学院教育研究科付属|発達保育実践政策学センター非認知能力の育ちをささえる幼児教育」リーフレット

りん
りん

乳幼児期のお子さんを子育て中の保護者の方や、保育者の方向けのものです!

小さなお子さんのいるご家庭のみなさんに読んでいただきたいです📚

「非認知能力が育まれる」幼児期におすすめの遊び9選

子供|非認知能力まとめ

どんな遊びが非認知能力の育ちにつながるのでしょうか?

おすすめの遊びを9つご紹介します✨

  • ごっこ遊び(お店屋さん・お医者さんなど)→ 想像力・社会性・コミュニケーション力
  • お絵かき(自由に描く)→創造力・思考力・発想力
  • 工作(紙・粘土・リサイクル素材など)→ 手先の器用さ・集中力・創造性
  • 絵本の読み聞かせ(習慣にできると◎)→ 想像力・共感力・集中力
  • パズルや積み木あそび→ 論理的思考・忍耐力
  • 音楽遊び(歌・楽器あそび)→ 表現力・リズム感・協調性
  • ボードゲーム・カードゲーム→ 思考力・戦略力・社会性
  • 水遊び・泥遊び→ 好奇心・感覚統合・応用力
  • 自然観察(虫・植物・石探しなど)→ 探究心・問題解決力・発見の喜び

非認知能力資料 引用画像

引用:東京大学大学院教育研究科付属|発達保育実践政策学センター非認知能力の育ちを支える幼児教育 園の取り組み事例集78

こちらの資料は、保育士向けのものですが「非認知能力の育まれる遊び、関わり方」がとても解りやすく、事例が78も丁寧に説明されています。

保育士以外のみなさんにも、是非ご覧になっていただきたいです✨

子どもたちは遊びの中で、毎日たくさんの「心の力」を育てています。

たくさん遊んで欲しいです!(保育現場でも、子供たちはたくさん遊んでいます🌸)

知育玩具の活用してみる

知育玩具

知育玩具は、非認知能力を伸ばすためのとても頼りになるアイテムです。

最近は、個別にプランを組んで選んでくれる知育玩具のサブスクもあります。よければ、ご覧ください↓

りん
りん

知育玩具を取り入れて、楽しく学びながら非認知能力が育つといいですね✨

まとめ

ハグする親子、子供

非認知能力とは、「自分を大切にする気持ち」や「人と関わる力」など、テストでは測れないけれど、人生を豊かに生きるための大切な力です。

子どもたちは、遊びや日常のなかで、自然とこの力を育んでいきます。

私たち大人にできるのは、「教える」よりも「見守り、寄り添う」こと。

子どもが安心してのびのびと過ごせる環境を、一緒につくっていきたいですね🌼

お子さんの「やってみたい」が見つかりますように♬

りん

30代後半の元保育士です。
*保育歴15年(幼稚園・保育園経験あり)

小さいお子さんがいる方、保育現場で働いている方のなにかヒントになればと思い、ブログをはじめました。よろしくお願い致します🌸

・性質はHSP寄り
・好きな事:一人旅行、アニメ、漫画、旅行

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