
こんにちは! 保育歴15年の元保育士りんです。
春は、新しい出会いや発見がいっぱいの季節。
保育の現場でも春になると、子どもたちはお花が咲く様子を見つけたり、虫を探したりしながら、ワクワクした表情を見せてくれます。
今回は、そんな春の雰囲気をたっぷり楽しめる【春におすすめ絵本9選】をご紹介します!
実際に保育の現場で子どもたちが夢中になったシーンや、思わず笑顔になった瞬間も交えながらお届けするので、ぜひ保育現場やご家庭での絵本選びの参考にしてみてくださいね。
春の絵本紹介9選

今回ご紹介する絵本は、主に3~5歳児(以上児)向けのものですが、絵本は年齢に関係なく楽しめるものです。小さなお子さんも一緒に楽しめるので、ぜひ参考にしてください。
📚ゆうこのキャベツぼうし

作・絵 | やまわき ゆりこ |
出版 | 福音館書店 |
ページ数 | 32ページ |
サイズ | 20×27cm |
初版年月日 | 2008年05月25日 |
読んであげるなら | 3歳~ |
自分で読むなら | 小学低学年~ |
作者のやまわきゆりこさんは、絵本「ぐりとぐら」の作者さんです🌈
あらすじ
主人公は女の子の「ゆうこ」。畑のおばさんにもらった大きなキャベツの葉を頭にかぶると、キャベツのぼうしになりました。
途中で出会った友達もキャベツの帽子をかぶり、「おおかみおに」をすることに♪ ところが、本物のオオカミが現れて…!さて、みんなはどうしたでしょうか?
おすすめポイント
子供たちの反応

「キャベツを帽子にしちゃうなんて、おもしろい!」
「オオカミさん、ほんとは優しかったんだね!」

「キャベツ食べたくなっちゃった~!お母さんにお願いしよう!」
「外で『おおかみおに』しようよ!」
📚ひなたぼっこいし

作 | すとう あさえ |
絵 | はた こうしろう |
出版 | 福音館書店 |
ページ | 32ページ |
サイズ | 19×26cm |
初版年月日 | 2001年03月01日 |
読んであげるなら | 4歳~ |
あらすじ
雨が何日も続いたあと、ようやく晴れたある日。
カナヘビちゃんは、あたたかい日差しを浴びたくて石の上へ♪そこへ、へびくん、とかげちゃん、だんごむしくん、かめれおんさんが次々とやってきて…。
春の日差しを楽しむ小さな生き物たちの、ほのぼのとしたお話です🌸
おすすめポイント
子供たちの反応

「ぼくも、ひなたぼっこしたいな~!」

「このお話に出てくる石、どこかにあるかな?」
「カナヘビって、ほんとに石の上でひなたぼっこするの?」
📚もじもじこぶくん

文 | 小野寺 悦子 |
絵 | きくち ちき |
出版 | 福音館書店 |
ページ | 28ページ |
サイズ | 20×27cm |
初版年月日 | 2019年04月05日 |
読んであげるなら | 4歳~ |
自分で読むなら | 小学低学年~ |
あらすじ
主人公は、恥ずかしがりやのこぶた「こぶくん」。
大好きなアイスクリームを買いに行きますが、なかなか大きな声で注文することができません。 でも、ある出来事がきっかけで、こぶくんは勇気を出して声を出すことに…!
おすすめポイント
子供たちの反応

「こぶくん、がんばれ、出来る出来る!」
「ぼくも、もじもじしちゃうことあるよ…」

「こぶくん、最後にちゃんと注文できてよかったね!」
📚えんそくバス

文 | 中川 ひろたか |
絵 | 村上 康成 |
出版 | 童心社 |
頁数 | 32頁 |
サイズ | 20.7×22.2cm |
初版 | 1998年3月30日 |
対象年齢 | 3歳~ |
*SLA選定
あらすじ
子どもたちが楽しみにしているバス遠足の日♪
ところが、なんと園長先生がお寝坊! それだけでなく、お弁当まで忘れてしまいます。
さあ、大ピンチの園長先生と子どもたちはどうするのでしょう?!
おすすめポイント
子供たちの反応

園長先生も、おねぼうするんだね~!
でも、まにあってよかった✨
おやつやお弁当について話し始める子がいたり、バスが揺れるシーンでは一緒に体を揺らしたりと、物語の世界を楽しんでいました♪
📚たいへんなひるね

作・絵 | さとう わきこ |
出版 | 福音館書店 |
ページ数 | 32ページ |
サイズ | 20×27cm |
初版年月日 | 1990年03月15日 |
読んであげるなら | 3歳~ |
自分で読むなら | 小学低学年~ |
大人気「ばばばあちゃんシリーズ」です♪
あらすじ
もう4月なのに、雪が降り続いています。ばばばあちゃんはハンモックでお昼寝をしたいのに、これでは寒くて無理!
そこで、「冬をおっぱらおう!」と、みんなであの手この手を考えます。
ユーモアたっぷりの楽しくユーモアあふれるお話です🌸
おすすめポイント
子供たちの反応
東北の春もなかなか来ないので、「わかる~!」と共感する子がたくさんでした!
📚はなをくんくん

文 | ルース・クラウス |
絵 | マーク・シーモント |
訳 | きじま はじめ |
出版 | 福音館書店 |
ページ数 | 32ページ |
サイズ | 31×22cm |
初版年月日 | 1967年03月20日 |
読んであげるなら | 3歳~ |
自分で読むなら | 小学低学年~ |
1950年コールデコット賞銀メダル(コールデコット・オナー賞)受賞作品
60年以上愛され続けるロングセラー!
あらすじ
冬の森、動物たちは雪の下で冬眠しています。
ところが、あるとき突然目を覚まし、鼻をくんくん…雪の中を駆け抜け、立ち止まって何かを見つけます。
そこには、雪の中から顔を出した一輪の花が🌸
おすすめポイント

冬から、春を感じる時期に読んで欲しい一冊です。
雪国では、特に共感できる絵本なのではと思います✨
(私も雪国で保育をしていて、春が待ち遠しかったので共感していました)
📚たんぽぽ

作・絵 | 甲斐信枝 |
出版 | 金の星社 |
判型(サイズ) | A4変型判 |
初版 | 1984年2月 |
絵本の内容
たんぽぽの一日や季節ごとの変化を、図鑑のような細かい観察で描いた作品です。
晴れた日は夕方にしぼみ、雨の日は……? わたげになって飛んでいった後はどうなるの?
写真のようにリアルでありながら、温かみのあるイラストに引き込まれます✨
子どもの反応
年中さん以上になると、こういった「じっくり読める絵本」が好きな子が増えてきます。
お散歩のあと、部屋で熱心に見ている子もいました♪
📚ざっそう

作・絵 | 甲斐信枝 |
出版 | 福音館書店 |
ページ数 | 24ページ |
サイズ | 26×24cm |
初版 | 1976年04月01日 |
読んであげるなら | 4歳~ |
自分で読むなら | 小学低学年から |
絵本の内容
普段は見過ごしてしまう雑草に目を向け、その力強さや生き方を描いた絵本です。
ざっそうの、たくましさ、力強さを感じられます!
絵本の途中で本の向きが縦になり、雑草が伸びていく様子が描かれていて面白いです🍃
おすすめポイント

戸外遊びが沢山出来る季節には、クラスに一冊置いてほしいなと思っています。
子供たちが「あの花はなんだろう?」と気になった時、すぐに絵本を手に取れる環境だと良いですね🌈
📚はるが きた! いいもの いくつ?

作 | おおたぐろ まり |
出版 | 福音館書店 |
ページ数 | 24ページ |
サイズ | 21×24cm |
初版年月日 | 2025年02月10日 |
読んであげるなら | 3歳~ |
自分で読むなら | 小学低学年~ |
絵本の内容
優しく繊細なイラスト、春を感じる温かさも感じられる絵本です。作品の中には、沢山の花、虫、生き物がでてくるので子供たちが夢中になることまちがいなし!!
また、自然と「かず」にも親しむことが出来る素敵な作品ですね。

この作品は、最近発売されたものです✨
公園に行きたくなる作品ですね♪
他にも、お散歩に行きたくなるおすすめ絵本もあります↓
まとめ

「春に読みたいおすすめ絵本9選」を紹介しました!
どの作品も、春の喜びを感じられる温かいものばかりです。絵本選びの参考になれば嬉しいです♪
季節を感じ、春の絵本を楽しんでくださいね✨