「暑くて思うように外に出られない…」「お盆明け、子どもがぼーっとしてる…」
8月の保育は、猛暑や登園しぶりなど、“夏ならでは”の難しさが重なりますよね。
そんな時期でも無理なく取り入れられる保育アイデアを、保育歴15年の視点からまとめました。
年齢別の室内あそびや製作、終戦の日の伝え方まで、すぐに使えるヒントをぎゅっと詰め込んでいます。
夏バテの時期、なかなか疲れも抜けないの保育士さんのみなさん、お疲れ様です。
ぜひ最後までチェックしてみてください♩
猛暑の8月|無理なく過ごす保育のコツ

近年の夏は本当に暑く、子どもたちはもちろん、先生方の体調管理も欠かせません。
活動は午前中にしっかり、午後はゆったりがおすすめ。午後は静かな遊びや読み聞かせで、心と体を休める時間を大切にしましょう。
近年では室内でも熱中症の危険があります。風通しや湿度、服装などにも気を配りながら、無理のない保育を心がけてくださいね。
8月のおすすめ室内あそび【0〜5歳児別】

なかなか外で思いきり遊びにくい8月。室内でも楽しく過ごせる遊びを紹介します♩
0〜2歳児おすすめ室内遊び

室内でも、夏らしく涼を感じられる遊びが楽しいですね。
3〜5歳児おすすめ室内遊び

以上児さんは、体力がありあまっています!!室内でも、工夫して体を動かして発散させ編んでくださいね。水分補給も適度にとっていきましょう♩
その他おすすめ|水遊びも♩
気温、湿度、日陰など確認しながら夏にしかできない「水遊び」も楽しんでくださいね!
詳しくは、こちらをご覧ください▼
終戦の日(8/15)の伝え方と絵本

終戦の日は、子どもたちにとって「平和って何だろう?」を考える貴重なきっかけにもなります。
「終戦の日」年齢別の伝え方

年長さんになると、ニュースをみてなんとなく知っている子もいましたよ!お話をするのにちょうどいいタイミングかもしれません。
「終戦の日」など伝える|おすすめ絵本
①へいわとせんそう(ブロンズ新社)


へいわな時と、せんそうの時。同じ人や町がどう変わるかを、短い言葉とシンプルな絵で伝える一冊。「みかたのあかちゃん」「てきのあかちゃん」が同じ姿で描かれ、心に残ります。

小さな子どもから大人まで、平和について考えるきっかけになりますよ。
②おひさまとおつきさまのけんか(ポプラ社)


ちいさなすれ違いから始まったけんかが、やがて「せんそうだ!」という大ごとに発展。その争いで困るのは、周りの動物たちや地球の命たち。「こんなこと、わたしたちの地球では起きないよね?」と、平和の大切さを問いかける絵本です。
③ぼくがラーメンたべてるとき(教育画劇)


ラーメンを食べている「ぼく」の今、世界では泣いている人や戦争に怯える子もいる…。身近な日常と、遠くの現実を対比しながら、思いやりの心を育てる絵本です。
やさしい言葉と温かい絵で、世界の広さや多様さを子どもに伝えてくれます。

子どもたちも、「ラーメン」という身近なものから、大事な事を考えることが出来ますね。
お盆明けの「気持ちの切り替え」保育

お盆明けは、生活リズムの乱れや甘え、登園しぶりが出やすい時期です。
遊び疲れが残っている子には、午睡を少し長めにしたり、静かな活動を取り入れると◎
また、ご家庭には、

楽しいお休みのあとですが、少し疲れが見られます。
おうちでもゆっくり過ごしてくださいね。
と、やさしく伝えておくと安心してもらえます。
8月の夏にぴったり製作アイデア

夏らしい製作を沢山楽しみましょう!
夏の食べ物モチーフ
製作前に、夏の食べ物の話をすることで食育にもつながります。

自分たちで育てた、夏野菜でのスタンプ遊びもいいですね。(食べるには小さすぎるものなど使ってみましょう)
感触系製作

お水、凍り、夏野菜…夏らしい製作遊びが楽しめると良いですね。
8月におすすめの絵本

📗 夏らしさを感じる絵本
①『スイカのたね』(福音館書店)


②『ひまわり』(金の星社)


他にも「夏におすすめ絵本」をこちらにまとめています、こちらからご覧ください▼
【夏におすすめの絵本27選】保育歴15年の元保育士が厳選!子どもたちが夢中になった絵本を紹介♩
📘夏にぴったりアイスクリーム絵本♩
①ばばばあちゃんのアイス・パーティ


②おばけのやだもん だいすき!ソフトクリーム


③じごくにアイス


夏におすすめ「アイスクリーム絵本まとめ」は、こちらからご覧ください▼
8月の歌・手あそび

🎵 夏の定番ソング
歌と手あそびを組み合わせて、室内でも楽しく過ごせますよ♩涼しげなピアノ伴奏にアレンジして、雰囲気作りも楽しんでくださいね。
保育士さん自身の夏バテ・熱中症対策も大切

子どもたちの体調に気を配っているうちに、自分がバテていた…なんてことも。
特に水遊び時は日焼け・熱中症対策も忘れずに!保育士さんが元気でいることが、子どもたちの安心にもつながります。

ご自身の体調にもやさしく気を配って、夏を乗り切りましょう♩
まとめ|8月も“無理なく楽しく”が一番

8月は暑さ・行事・生活リズムの変化など、保育士さんにとっても試練の月。
だからこそ、無理なく、子どもたちと一緒に笑顔で過ごせる時間を大切にしたいですね。
子どもたちの小さな笑顔やできたね!を、ひとつずつ重ねていきましょう♩