
こんにちは!保育歴15年の元保育士りんです。
今回は「花粉症に困っている子どもと、保育園での対応」について紹介します。
保育現場で15年働いてきましたが、近年、花粉症に悩む子どもが増えてきたと感じています。
私が勤めていた園での対応や、参考になりそうな事例を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
お子さんの花粉症に悩んでいる方、または花粉症の子どもを担任している保育士さんのお役に立てれば嬉しいです。
子どもの花粉症について
私自身、保育現場で15年間働いてきましたが、年々、担任するクラスの子どもたちに花粉症の症状が見られることが増えてきました。

アレルギー性鼻炎ガイド(2021年版)によると、2019年の年齢別有症率は以下の通りです。
2008年と比較すると、0~4歳では1.1%から3.8%、5~9歳では13.7%から30.1%へと大きく増加しており、幼児期の花粉症が増えていることがわかります。
「花粉症」保育園での対応

私は医療従事者ではないため、治療に関するアドバイスはできませんが、実際に現場で行っていた対応をご紹介します。
投薬依頼書
園によって異なりますが、保育現場では「投薬依頼書」を使用し、園内での投薬が可能な場合があります。(通っている園をご確認ください)

私が勤めていた園には看護師在籍していたので、薬の投与は看護師が行っていました。(安心ですね)
特に花粉症の子どもには、目薬を使用するケースが多かったです。
また、保護者が準備した花粉対策スプレーや花粉症用ゴーグルを使用する子もいました。
ただ、やはり一番効果的だったのは病院で処方された薬だったように感じます。
保護者との連携を大事に!
花粉症の症状は日によって異なります。
登園時は元気だったのに、園庭遊び後から子どもの目が真っ赤になり苦しそうな子、朝の登園時(車から降りて玄関までの間)での既に、かゆくて仕方ない様子…こうした子どもたちの様子を保護者へしっかり伝え、連携を取っていました。
花粉症の症状がひどくなるタイミングは、保護者でも予測が難しいものです。
そのため、保育園で「そろそろ症状が出始めたかな?」と気づくこともあります。
特に症状が重い子どもについては、
など、個別に対応を考えていました。

「先生、外に行きたくない…目が痛い…」
子ども自身も症状がひどいと自分の気持ちを話してくれます。
保育士の独断で判断しますと、保護者の方にも「なんでうちの子だけ、散歩にいかなかったのかな?」と不安感へつながります。

事前に保護者と相談が大切です。そのうえで判断してきましょう!
子どもの気持ちも大切にする
特に年長クラスでは、子ども自身の意思を尊重することも大切です。

「先生、今日は朝からかゆくて、もう外いけない😢」
自分で伝えられる子もいるので、その場合は無理に戸外遊びをさせず、他のクラスの先生と連携して室内で過ごせるようにしていました。
先ほども言いましたが、事前に保護者と相談が大事です。
もし、保護者と相談前に子どもが苦しんで「今日の外遊びは行かない」と、子どもと共に判断した場合、降園時に保護者に伝えましょうね。
「花粉症」困ったときはまず園に相談を(保護者のみなさんへ)

お子さんの花粉症で悩んでいる方は、まず園に相談してみてください。
投薬の可否だけでなく、「目薬ならOK」「花粉対策スプレーなら対応できる」など、園によって柔軟な対応をしてくれることもあります。
まとめ
今回は、保育現場での花粉症対応についてお話しました。
花粉症の時期も子どもたちが笑顔で過ごせるよう、少しでも参考になれば嬉しいです。

一緒に乗り越えていきましょう!早く、花粉症のおさまる季節になってほしいですね。
