こんにちは！保育歴１５年の元保育士りんです。
4月は、新しいクラスやお友だちとの出会いの季節ですね。新しい環境に戸惑う子、進級を喜ぶ子など、さまざまな姿が見られるのではないでしょうか？
先生方も新しいクラスや環境、複数担任の場合は先生同士のコミュニケーション、そして日々の保育に追われる忙しい時期かと思います。
この記事では、4月の保育の特徴や製作、おすすめの絵本や歌、心構えについてご紹介します。（年少～年長クラス担任向けの内容になっています）
保育現場で働く先生方、本当に毎日お疲れ様です。
新年度を迎える皆さんの参考に、少しでもなれたら幸いです🌸
4月の保育の特徴
環境の変化と子どもたちの様子
4月は、新入園児も進級児も、大きな環境の変化がある時期です。
新入園児は、慣れない場所や人に戸惑い、朝の登園時に泣いてしまう子もいるかもしれません。
でも、大丈夫！泣いてしまうのは自然なことです。
「どうしてずっと泣いているんだろう…」と、先生が自信をなくさないでください。
先生の温かい関わりは、子どもや保護者に必ず伝わります✨ 1か月ほど経てば、少しずつ慣れていきますので、焦らず見守っていきましょう。
進級児も、新しい先生やクラスの雰囲気に緊張したり、お兄さん・お姉さんとしての自覚が芽生えたりと、さまざまな変化があります。
特に繊細な子は、新しい環境に緊張し、教室に入れず戸惑うことも。
そんな時も、時間をかけて見守れば大丈夫！ 2週間ほど経つと、子どもたちも自然と慣れてきます。
ひとりひとりに寄り添い、一日の保育計画も、時間に余裕をもち時間配分をしていきましょう！
担任ひとりで大変な時は、すぐ相談しよう！
新クラスが始まると、1週間ほどで子どもたちの個性が見えてきます。
担任の先生は子どもの特徴を考慮して配置されますが、実際に始まってみると想定以上に元気なクラスだったり、配慮が必要な子が多い場合もありますよね。
特に年少クラスでは、トイレトレーニングが必要な子も増えてきました。担任一人では対応が難しいこともあります。
そんな時は、主任や園長先生に相談し、他の先生の手を借りるなど対策をとりましょう！
ひとりでは対応しきれない事ってあります！！ 先生の余裕がないと、子どもたちも不安定になってしまいます。
ひとりで抱え込まず、周りの先生に相談してみて下さいね。
4月の保育活動と製作活動
4月おすすめ保育活動
保育現場で行って楽しかった遊びを紹介します。
わらべ歌・ふれあい遊び
♪「ここですよ」
- ○○ちゃん、○○ちゃんはどこですか？
- 手を挙げて「ここですここですここですよ～」
- 他の子も指をさして一緒に歌う
♪「おちゃをのみにきてください」
- おちゃをのみにきてください
- はい、こんにちは
- いろいろおせわになりました
- はい、さようなら～
♪「あくしゅでこんにちは」
保育アイデア（具体例）
自己紹介遊び
「〇〇ちゃんはどこかな？」と名前を呼び合う遊びで親しみを持つことができます！
春のお散歩
天気がいい日には、散歩に行きましょう♪桜をみたり、虫をみつけたり、何気ない一日が一番平和で楽しいですよね。
テラスでおやつの時間
天気のいい日に、お部屋外のテラスでおやつを食べたのが、とっても楽しかったです。
春の温かい日差しの中で、ゆっくりとしたテラスでのおやつタイムは、子供も保育士も癒されますよ（以上児におすすめ）
※園によって、保育方針があると思い、難しいこともあるかもしれません。主任に相談して、是非行ってみてほしいです✨
こどもの日準備
こいのぼり制作や、こどもの日の由来を伝え、季節の製作活動を楽しみましょう！
母の日製作
5月二週目なので、4月後半には作りはじめてもいいですね
他にも、簡単で楽しい室内遊びを紹介しています↓
4月の製作アイデア
1. こいのぼり制作（0〜5歳向け）
★作り方例
- 手形・足形こいのぼり
- 画用紙に子どもの手形や足形を押して、うろこ模様に♪
- 目を描き足して完成！
- ふわふわこいのぼり
- 画用紙でこいのぼりの形を作り、折り紙や花紙を貼って装飾
- ストローや割り箸に貼り付けて持って遊べるようにする
2. ちょうちょ・てんとう虫の貼り絵
★作り方例
- ちょうちょやてんとう虫の形に切った画用紙に、折り紙をちぎって貼る
（ハサミを使える学年でしたら、切るところから行うのも楽しい♪） - クレヨンやペン、絵具を綿棒でトントンと模様を描いてもOK！
3. 自分の顔を描こう！（3〜5歳向け）
★作り方例
- 鏡を見ながら、クレヨンで自分の顔を描く
- 目の色、髪の毛の形など、自分の特徴に気づくきっかけに
この自画像は、お当番表や、誕生表に使うのもおすすめです✨
1年後の3月にまた自画像を描く機会を設けると、子どもの成長の変化が感じられて良かったです♪1年の始まり（春頃）に、一度描く事をおススメします！
4月におすすめの絵本 4選
1.『はじめまして』（作：新沢としひこ、絵：大和田美鈴）
★おすすめポイント：
- 新しい環境に緊張する子どもたちが「はじめまして」を楽しめるようになる
- いろんなキャラクター「はじめまして」の場面が登場し、親しみやすい
2.ぐるんぱのようちえん (作: 西内ミナミ 絵: 堀内誠一)
★おすすめポイント：
- 新しい環境で不安な子どもたちが、前向きになれるお話です
3.『ぴょーん』(作：まつおかたつひで)
★おすすめポイント：
- 「ぴょーん！」の掛け声に合わせて、体を動かして遊べる
- 新しい環境にドキドキしている子どもたちも、一緒に体を動かすと自然と笑顔に！
4.「14ひきのぴくにっく」（作：いわむらかずお）
★おすすめポイント
・春の自然が美しく描かれた、発見や冒険が楽しめる絵本です🌸
4月に歌いたいおすすめの歌
どの歌も、手遊びや体を動かしながら楽しめるものばかりです♪
先生が、ピアノで手遊びが出来なければ、年長さんに手本になってもらい、体の動かし方を見せてもらうことも良いですよ♪
手本を任される子供も、嬉しそうな表情でした✨
4月の保育で大切にしたい事
子ども一人ひとりのペースを大切に
新しい環境やルールなど、伝えたいことはたくさんあると思います。
でも、まずは「ここって楽しい！」「先生、あのね…✨」と話してくれる関係を築くことが大切。
子供ひとりひとりのペースを大事に、保育時間にゆとりをもってっ過ごしてみて下さい。
信頼関係は1年かけて少しずつ築いていくものなので、焦らず進めていきましょう！
先生方の、真摯な姿は子どもにも保護者にも伝わります！大丈夫ですよ✨
保護者との連携を大切に
新しい環境に不安なのは、子どもだけでなく保護者も同じです。
登園・降園時のちょっとした声かけや、連絡帳での丁寧なやり取りが、安心感につながります。
最初の数か月が、信頼関係を築く大事な時期です！！
ここだけは、しっかり丁寧に向き合っていきましょう🌈
5月に向けてのポイント
GW明けの登園しぶり対策
「登園しぶりは誰にでもあること」と保護者に伝え、安心してもらいましょう。
お家の人とも連絡をとり、「登園しぶりは、誰しもが通るので安心してください！」と伝え続けてほしいです。
うちの子だけ、なんでいつまでもなくの？ 他の子は泣いてないのに…
気にする家庭も多いです。
夏になれば、過去の思い出になりますので、6月まで保育士もお家の方も一緒に頑張りましょう♪
活動準備
製作をスムーズに行うためにも、準備は行っておきましょう！
5月の製作はもちろんですが、6月のファミリーデイ、時計の日、など季節の製作を楽しむことも子どもたちは喜びます✨（以上児では特に楽しめます♬）
準備できるものは、いくらでも早めに準備してしまいましょう！
春の外遊びをたくさん楽しむ
春しかできない遊びも多いです🌸
最近の夏は暑すぎて、熱中症対策の為戸外遊びが出来ない事が多いです。春のうちに、沢山戸外遊びを楽しんでくださいね♪
（本当に、近年の暑さはどうなっていくんでしょうね？）
せっかく天気がいいのに、戸外になかなか出れず悔しいです💦
（夏は、夕方頃から、おもいっきり戸外遊びをしていました！！）
春の運動会がある園は、はやめの計画を!!
運動会の時期は、春・秋と園によって様々です。もし、春の運動会の場合は、早め早めの計画準備を園全体で行っていくことが良いでしょう。
担任は、かけっこの順番、競技など考え始めても良いと思います。行事の進め方、カラーは園によって全然違います。新しく勤めた先生は、どんどん聞いていきましょう！
まとめ
いよいよ、新年度、新クラスでの体制がはじまりますね！
保育士だって人間です！休めるときに少しでも休んで、新年度にむけて準備を進めてほしいです。
このブログを読みに来てくれた方の中には、繊細さんも多いのではと思います。（沢山のＳＮＳの中から、このブログを見に来てくれて、ありがとうございます🌈）
人に頼るのが苦手な人も多いのではないでしょうか？先生方の真摯な姿勢は、きっと誰かが見ています。そして、頑張っている先生は伝わります！
私も、心から応援しています。
保育アイデアなど、随時更新していくので、また見に来てくださいね！
この記事内で、使用している可愛い画像は主に「ほいくえ」さんの物を使用しています（無料で使えるんです！！）
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