保育園・幼稚園の水遊びシーズンに向けて、おうちで確認しておきたい準備はできていますか?
水着のサイズ・名前つけ・着替え練習など、保護者の方に知っておいていただきたいポイントを、保育歴15年の経験からまとめました。
お子さんが楽しく、そして安心して水遊びを楽しめるように、ぜひご家庭でのサポートにお役立てください♩
水着や着替えのサイズ、大丈夫?|成長に合わせてチェックしよう

子どもの成長は本当にあっという間です。
「去年着ていた水着だから、まだ着られるはず」と思っていたら、すでに小さくなっていた…ということはとてもよくあります。
保育園・幼稚園では、3歳以上のお子さんは基本的に一人で着替えることが求められます。
もちろん先生方もサポートしますが、年少さん以上のクラスでは担任が1人ということも多いため、ある程度自分でできることが前提になります。
特に濡れた後の水着は、体にピタッと張りついて脱ぎにくく、サイズが合っていないと子ども自身もとても大変です💦

この機会に、水着や下着、着替えの服のサイズをぜひ見直してみてくださいね。
保育園で困らない!着替えの練習方法とおうちでできる工夫

「自分で着替えること」は、保育園での水遊び準備の中でも大切なステップです。
水遊びの前後には、実はこんなにたくさんの行程があります:
- 水遊びの用具を準備して持ってくる
- 水着やタオルをバッグから出す
- 着てきた服を脱ぐ
- 水着に着替える
- 脱いだ服を畳む
- 着替え後に使う服を並べておく
- タオルを持ってプールへ!
でも、実際にはこんな困りごともよく見られます:
中には「わーい!」と元気よく着替え始める子もいますが、その勢いで持ち物が散乱し、わからなくなってしまうことも…。
おうちでのちょっとした練習が、こうした困りごとを減らす大きな助けになります🌈
💡「できたね!」と声をかけることで、お子さんの自信につながります。

3歳さんには少し難しいこともありますが、「やってみよう!」という気持ちを育てることが何より大切です。是非お家でも挑戦してみて下さいね!
持ち物には必ず名前を!|トラブル防止の小さな工夫

水遊び後の着替えの時間には、タオルや服が床に広がっていることもしばしば。(子どもたちも、もちろん頑張ってお着替えをしてくれています!)
「これ誰の?」「同じタオルが3つもある…」
そんな状況になると、子どもたちも先生も困ってしまいます。
\すべての持ち物に、はっきりとわかる名前を記入してください!/
ひらがなで見やすく書いてあると、子ども同士で「〇〇くんのここにあったよ~!」と助け合う姿も見られますよ♩
✏️記名がありがたかった持ち物ベスト3
- 水着(上下ともに)
- タオル(フェイスタオル・バスタオル)
- 濡れたものを入れるビニール袋
特に「ビニール袋」は、子どもたちが嬉しくて勢いよく中身を出したとき、真っ先に床に落ちてしまいがちです。名前が書いてあると、本当に助かるんです…!

お家の方々の「ちょっとした気遣い」に何度も助けられてきました。
是非、記名も参考にしてみて下さい!
水着の選び方にもひと工夫を|脱ぎ着のしやすさがポイント

女の子の水着の選び方ポイント
最近は、女の子向けの水着もとっても可愛いデザインが増えていますよね。

「ママと一緒に選んだの!」「これ、自分で選んだんだよ♩」
と、お子さんが嬉しそうに話してくれる姿には、私たちも思わず笑顔になります☺️
でも実は…こんなことも…
こうしたおしゃれな水着は、保育園での着脱にはちょっぴり不向きなこともあります。
保育園でおすすめなのは、シンプルで動きやすく、子どもが自分で脱ぎ着しやすいデザインの水着です。可愛さと実用性のバランスがとれていると、本人も安心して使えますよ。
男の子の水着にもご注意を!
男の子のパンツタイプ水着も、ウエストがきつすぎると脱ぎにくいことがあります。
中には、腰紐をお子さんの体に合わせてあらかじめ結んできてくださるご家庭もあり、現場ではとても助かっていました。
お家の方のちょっとした配慮に、保育士は本当に助けられています。本当にありがとうございます✨

これから水着選びをされる方の参考になれば嬉しいです。
水遊びは“自分とお友だちの体”を知るきっかけにも

水遊びや着替えの時間は、子どもたちにとって「体」への興味が芽生えるきっかけにもなります。

「なんで〇〇ちゃんとちがうの?ここはなに?」
そんな質問をおうちで聞かれたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このような疑問は、成長の中で自然と湧いてくるもの。
だからこそ、「自分の体は大切なもの」「違いがあっていいんだよ」と、やさしく伝えるチャンスでもあるんです。
幼児期でもわかる|はじめての“性教育”の一歩に
最近は、子どもを狙った悲しいニュースもあります。だからこそ、「プライベートパーツってなに?」「どうして隠すの?」ということも、伝えていくことがとても大切です。
たとえば、
こうした内容は、はじめての性教育にもつながります。
📚おすすめ絵本:『うみとりくのからだのはなし』
この絵本では、「自分の体を大切にすること」「同意の大切さ」が、やさしく描かれています。
お話の中で、子どもたちも自然に大切なことを学ぶことができますよ。
絵本の詳しい紹介記事はこちら▼
🎥「体の大切さを知る」おすすめ動画
「生命(いのち)の安全教育動画教材(幼児期)」文部科学省/mextchannel▼
この動画は、私が年長さんのクラスで子どもたちと一緒に見ていたものです。
年齢の目安としては、5歳ごろから少しずつ見ることができます。
そんな時こそ、親子で“からだのたいせつさ”を一緒に考える時間にしてみてくださいね。
\子どもたちは、とても素直でまっすぐです/
真剣に伝えることで「体のことでふざけるのはやめよう」「プライベートパーツは大事なんだね」と、感じてくれる子がどんどん増えていきますよ。
【まとめ】おうちと園で協力して、楽しい水遊びを♩

水遊びは、子どもたちにとって最高の夏の楽しみです♩
でもその裏には、「安全」「着替えやすさ」「準備のしやすさ」など、たくさんの配慮が詰まっています。
お家の方が少し意識して準備してくださることで、お子さんがもっと安心して活動に取り組めるようになります。
ご家庭と保育園が力を合わせて、子どもたちの「できた!」が増えていきますように。
一緒に、楽しい夏の思い出をつくっていきましょうね🌈✨
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
