【元保育士が語る】職場選びのコツ&見学でチェックすべきポイント一覧

保育士さんへ
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こんにちは!元保育士のりんです。

保育現場で15年働いてきた経験から、

今回は、『保育士の職場選びで大切なポイント』についてお話します。

保育士の職場選びは、働く環境や方針によって大きく変わります。

私自身、いろいろな先生方と働いてきましたが、同じ保育士でも働き方は様々でした

長く現場で働いてきたからこそ気づいた、細かい検討ポイントについてもお話しします。

私自身、新人の頃は考えもしなかったことばかりですが、働く保育士も一人の人間。

自分に合う・合わないをしっかり考えて職場を選びましょう。

これから保育士を目指す人や転職を考えている人にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

保育方針

保育園や幼稚園は、それぞれ異なる保育方針を持っています

同じ系列の園でも、園長や主任の考え方によって雰囲気や働き方が大きく異なることがあります

そのため、できるだけ園見学をして、自分に合うかどうかを確認するのがおすすめです。

HPを見るだけでは分からないことも多いですよ。

また、宗教的な考えを取り入れている園もあります。

私が以前働いていた園はカトリック系でした。

特に気にせず入職しましたが、新人研修ではミサに参加したり、神父様の話を聞いたりする機会がありました。(保育の研修もありますが、カトリックの話の印象が強かったです💦)

こうした点も事前に確認しておくと良いでしょう。

自分はどうしたいのか…?しっかり確認しましょう!

運営形態

保育施設には、公立と私立があり、それぞれ特徴があります。

  • 公立園:給与が安定しているが、試験合格が必要で転勤の可能性がある
  • 私立園:園ごとに特色が異なり、方針に大きな違いがある

公立園は定期的な異動があるため、新しい環境に順応しやすい人には向いています。また、人間関係で悩んでも数年後には異動があるため、割り切って働ける面もあります

知人は公立で働いていました。転勤は大変そうでしたが、沢山の園を経験し、同じ保育士なのに経験値の違いを感じました。

転職ではなく、転勤!!沢山の園を経験できますね。

給与と勤務条件

保育士の給与は決して高いとは言えません。そのため、給与水準や勤務時間のバランスを確認することが大切です。

  • 固定労働制 or シフト制:残業代の有無、シフトの組み方を確認
  • 年間行事の多さ:行事準備に時間がかかる園もある

私は初めての就職で幼稚園で働いたとき8~17時といわれ就職しました。

正直、そんな時間で勤務は終わりません

幼稚園現場を検討しているひとは『バスの添乗あり』ということは、勤時間が早まること(7時出勤)が多いですが、その分の給与がどうなるのか?

預かり保育も行っているということは17時勤務終了ではない。預かり専任の保育士がいるのか?先生方が当番制で行うのか?(残業になるのか?)

すごく細かい話ですが、ここに給与が発生するかしないかで数年後の所得は変わります。

私自身、30代になり給与の重要性を痛感しています

私が完全ボランティアで働いてきたからこそ、これから働く人には無理しないでほしいと思っています

不思議なんですが、保育現場で長く働いているとこのような無償の勤務時間に疑問を持たないんです。

保育園は、シフト制が多いので勤務(シフト)時間通りの給与のイメージでした。でも、残業・持ち帰りの仕事は、どの園でもあるんです。残業代は出るのか、勇気を出して、確認しましょう!!

事前に聞いてみることで、その現場で働いている先生方への働き方改革にもなるかもしれません。

また、職員数も重要なポイントです。保育現場は、基本人手不足が多いです…。

見学時に事務室にいる職員の数を見ると、職員数に余裕のある園かどうかが分かります。主任や園長が頻繁にクラスに入っている園は、人手不足の可能性があるかもしれません。(園長・主任が事務仕事をしている園もあります)

職員数に余裕があれば有休や、急な休みが必要になった時に休みを取りやすいですよね

確認できそうでしたら、チェックしてきましょう!

お休みが取りやすいかどうかが、私にとっては重要でした

はじめに働いた所が、アットホームな園でしたが職員数も少なく『平日に休みが欲しい』なんて言えませんでした…(有休も使ったことなかったです…)

なので、次に働いた所では職員数、園の規模を意識して探しました。

余談ですが…

特に地方で感じますが、30代の私でもまだまだというか、ベテラン先生が現役です。

とても素晴らしいですが、『有休、早退、平日休み』を経験せず、人のために働いてきた先生方が多い印象です。 

その先生方にも自分のために有休をとって休む』ことがもっと浸透すれば、みんな働きやすくなるように感じます。

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賞与・退職金

保育士の基本給は低めですが、賞与や退職金の有無によって年収が変わります。求人票を確認し、しっかりチェックしましょう。

  • 賞与の支給時期(入職して何カ月後から支給か)
  • 退職金制度の有無

たとえば、ある園では賞与4.5カ月分が支給されるところもありました。その分、行事が多く大変な面もありましたが、やりがいを感じる人には向いている環境だったと思います。

友人の勤めた所がここに該当しました。

地域の祭り、マーチング、発表会にとても力を入れているところで、自分の園以外にも系列園の行事にもヘルプで手伝いに行っていました

自分の園のことでもやることは沢山なのに、系列園のヘルプも行う事で正直大変そうでした💦

でも、どこを重視するかは自分自身ですよ

保育士の給与は本当に少ないですね…特に、年長を持っているときは一人で30人(いまは25人に改善されました)

そして手取り13万…忙しすぎて疑問をもつ時間もなかったですが、せつない。

…賞与・退職金で全然年収は変わってきます。
(…私は、無知で後悔しました…私のようにはならないでね)

これは、求人票で確認できるのでしっかり確認しましょう

福利厚生

意外と見落としがちですが、保育士特有の福利厚生もチェックしましょう。

  • 家賃補助、育児休暇
  • 昼食補助、エプロン貸与
  • 予防接種費用負担

たとえば、エプロン貸与がある園は少ないですが、自己負担だと結構な出費になります。
(保育は他にも実費って色々ありますよね)

また、給食の有無も重要です。園によっては、

  • 子どもと一緒に給食を食べる(給与天引き)
  • おかず・汁物は出るが、ご飯は持参
  • 昼食は完全持参

など、さまざまなパターンがあります。

忙しい朝にお弁当を準備するのが負担になる場合は、昼食補助がある園を選ぶのも一つの方法です。

自分に合った働き方を選ぶ

保育士として働く方法は一つではありません。

  • クラス担任として正社員で働く
  • 6時間の時短パートで働く
  • 早番・遅番専任として短時間勤務する
  • フルタイムパートで働く(正社員より負担は少なめ、給与も少なめ)

たとえば、小さい子どもがいる先生は短時間勤務、定年後も保育に携わりたい先生は補助的な役割で働くなど、多様な働き方ができます自分に合ったスタイルを選ぶことで、長く続けやすくなります

私は、小さいころから『100点取る』『部活はレギュラー』『働くなら正社員3年以上』といった堅物の性格をしています。

でも、いろいろな先生と働く中で「選択肢は色々ある」ということを感じました

・パートとして時短で働く
・園の方針、雰囲気も好きで、その後正社員で働く

この働き方を選んだ時は、正社員として(担任を持つ不安)もありましたが、人間関係も出来ている状態で働けたので、本当に楽しかったです。

ブランクがある、正社員は不安という方におすすめ

園見学の重要性

求人票やHPだけでは分からないことが多いため、園見学は必ず行いましょう。

  • 職員の雰囲気
  • 壁面や製作物の量(保育の傾向が分かる)
  • クラスの整頓具合

クラス見学した時には、部屋の整頓の仕方、壁面などで、先生の雰囲気も解ります。本屋で保育雑誌を見ても、全然違いますよね。

・沢山壁面を飾り、子どもの作品も飾る、行事も多く、華やかな感じが好きな園。

・自然物を飾り、行事は少なめ、ナチュラルな雰囲気の園。

どこも保育現場なのに全然違うんですよね。

『自分の好きな雰囲気』そんな所を選んでみてください。

求人や、HPだけでは正直解りません。

働く側も、理想と現実に悩んでいるかもしれません。

現場見学に行くことで、何か見えてくることもあるかもしれませんよ!

まとめ

細かい点も含め、職場選びは慎重に行いましょう。

勤務時間、給与、行事の負担、福利厚生など、どれも長く働くために重要なポイントです。

園見学をして実際の雰囲気を感じることで、自分に合った職場が見つかるかもしれません。この記事が少しでも役に立てば嬉しいです☺

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