
こんにちは!保育歴15年の、元保育士りんです。
4月から始まった新年度も、あっという間に1年が経とうとしています。
本当に、おつかれさまです。
新任の先生、まだまだ若い先生、中堅・ベテランの先生、それぞれに責任や指導のプレッシャー、悩みも多かったことと思います。
保育の仕事をしていると、いろいろ考えてしまうことも多いですよね…

- 仕事量と給料が見合わない…
- 持ち帰りの仕事が多い…
- もう仕事辞めたい…
今回は、そんな悩んでいる先生方に、私の経験を伝えようと思います。
この悩みが少しでも前向きに解消できますように…
頑張り屋で、悩みんでいる方の参考になれたら嬉しいです。
はじめに「現場で働くみなさん、本当にお疲れ様でした」

このブログを読んでくださっている方は、悩みながらも保育現場で頑張って働いてきた方が多いのではないかと思います。

本当にお疲れ様でした。(まずは、この言葉を伝えたいです)
きっと同僚の中には、事情はそれぞれですが…早くに退職された人もいたと思います。
人手不足や長時間労働…働き続けられたみなさんは素晴らしいです。
保育現場の理想と現実

保育士を目指した皆さんは、子どもが好き、心優しく、人のためにと行動できる素敵な人が多いと思います。
しかし、いざ職場で働いててみると色々な悩みがでてきますよね…
などなど、あげたらきりがありませんね。さらに、保育士定数の問題もあります。
0歳児 保育士1人に対し子ども3人 1~2歳児 保育士1人に対し子ども6人 3歳児 保育士1人に対し子ども20→15人 4歳児以上 保育士1人に対し子ども30人→25人 引用:保育求人ラボ
2024年度から保育士定数は改定されました。
しかし、最近の子どもたちは「自分でできること」が、すこし低下しているように感じます。

年少組(3歳児)でもオムツやトイレトレーニングが必要な子も多くなってきました。
なのに、3歳児は保育士定数が「子ども15人に保育士→1人」です。
正直、ベテランでも厳しいですよね…
人手不足の中で最低基準の人数だけで回すのは厳しく、指導する立場の先生も自分の仕事をしながら新人のフォローをするのは本当に大変です。
新人の先生も、3月までは学生だったのに、いきなりこの人数の担任になるのは難しい事だと思います。
※人の命を預かる仕事だからこそ、給料や人員配置の改善がもっと進んでほしいですね※
「仕事が合わない」なのか「職場が合わない」のか?

転職を考えるときに大事なのは、「この仕事が合わない」なのか「この職場が合わないのか」を見極めることです。
私はこれまで2つの保育園で働いてきましたが、同じ保育の仕事でも環境によって全然違いました。
私が実際に働いてきた職場の違いを、まとめてみます。
A園(職員数10人以下、固定給)
・昔ながらの雰囲気、職員の入れ替わりもほぼなくアットホーム
・まじめで優しい職員が多い
・ベテランの先生が多く、新人指導が手厚い
・休憩時間も昼食もみんな一緒(1人でリラックスできる時間はなかった)
・人数が少ないため、担任+送迎バス+預かり保育など業務が多い
・実際は7:00~19:00での勤務がほとんどだったが、給料は固定給
(規約には8:00~17:00となっていた、そんな日はなかった。苦笑)
・有給を一度も使えなかった(退職時も…)
※10年以上前の話なので、時代もあったのかもしれません
※ちなみに、6年以上勤務して有休ゼロです
B園(職員数30人以上、シフト制、タイムカードあり)
・職員数が多く、シフト制なのでみんなで助け合って働ける
・タイムカードがあるので、残業代がしっかり出る
・有給が取りやすい
・複数担任ならでわの、人間関係の悩みが出てくる
・色々な価値観の人がいるので学びも多い(良くも悪くも…)
・職員の入れ替わりが多く、新人が指導されきれず定着しない
・年度の途中退職者が多い
これらのように、同じ保育現場でも給料、職場、待遇、人間関係は全然ちがいます。
この話は、保育に限らず他の仕事でも当てはまると思いますが、「そもそもの仕事があわない」「今の職場とあわない」を冷静に考え、自己分析してみてください。

退職後に、昔の職場の先生とあって話をしても「同じ系列園(親会社が同じ)でも、待遇、園長による方針などでこんなにも違うものか…!!」と驚かされます。
辛く大変な事も多い現場ですが、保育現場はいま働いてる場所以外にもあることを知ってほしいです。


転職前にチェックしたいこと3選

転職前に、確認してほしいポイントをまとめました。
①どんな保育方針、園の雰囲気はどうか?園長の考えは?
同じ保育現場でも、園によって「保育方針」「園の雰囲気」は全く違います。
園のホームページを確認する、見学に行く、園長の話を直接聞くなど、自分が納得して働ける職場か確認してくださいね。
②給料・待遇はどうか?(賞与、退職金、通勤手当など)
給料・賞与・手当については、正直聞きずらいと思います。
しかし、私は30代になり、ようやく給料確認の重要性を痛感しました。
きちんと確認し、納得して働くことが大切です!

私自身が、給与について「聞きずらい…」と確認ができずに就職したため、賞与・通勤手当・退職金が出ない状況で働く期間が数年…正直つらかったです。
私と、同じような状況で入社した人が、きちんと確認していることで条件が少し違うことを後々知りました…
自分のことは自分しか守れません!勇気をだして、確認しましょう!
③残業や持ち帰りの仕事は多いのか?
園見学のときの雰囲気、年間行事予定表をみて行事の数の確認してみること。
また、地元の職場であれば19時以降に近くを通り過ぎてみると明かりのつき状況で察せると思います。
また、人間関係は、どこにいっても色んな人がいる…という事を人生経験で学びました。
口コミや噂もあると思いますが、今の時代年齢関係なく仕事を辞めたりする時代なので、その人がいるかは解りません。
自分が合うか合わないかで決めたらいいのかな?と思います。
私が保育現場で15年働く中で「保育現場でも全然違うんだな」と気づきました。
上記の他にも、職場選びのポイントがあります。よければ参考にして下さい↓↓
保育士資格を活かせる仕事もある!
「保育士は続けたいけど、今の環境は合わない…」という方は、保育士資格を活かせる別の仕事も検討してみるのも良いと思います。
自分の経験や得意なことを活かせる場所はたくさんあります!

さいごに

私は、保育の仕事が好きでしたが、仕事と家の往復ばかりして気づけば30代でした。
みなさんには自分の人生を大切にするためにも、今の働き方や職場についてじっくり考えてみるのも大事だと思います。
自分の納得いく選択をしてくださいね。
保育現場で働くみなさんも、快適に働くことが出来ますように🌈
(私の経験で、一度退職したけど、戻ってきた職員もいます。
他を知って「やっぱり、ここは良かった」ということもあるんですよね💦)

自分が楽しく働ける働き方、職場にであえればいいなと思っています🍀

転職を検討している人は、転職をサポートしてくれるサービスもあります。こちらを参考にしてください↓
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


