
こんにちは!
保育歴15年、元保育士のりんです☺

保育士のみなさん、毎日お疲れ様です。
2月に入り保育園・幼稚園では、『卒園式』が近づいてきましたね。
卒園式は子どもたちにとって大きな節目であり、感動的な瞬間です。
子どもたち、保護者のみなさんにとって、一生に一度の思い出になる『卒園式』。
保育歴15年の私が(年長担任経験あり)、今まで経験して素敵だなと思ったアイディアをいくつかご紹介しますね。
「もう2月だし、準備が間に合わないかも…💦」と気持ちもわかります!!!
これからでも間に合うもの、来年度からの参考になりそうなものなど紹介いたします。
園の伝統もあるので、「こんな方法もあるんだ!」と思ってもらえたら嬉しいです☺
卒園式を特別にするアイデア
感謝の手紙やメッセージカード

家族の方へ『ありがとう』の手紙を書きました。
字の練習と同時に、自分の気持ちを言葉で表現する貴重な体験ができるんです。
パパやママに手紙を書くとき、子どもたちそれぞれに個性が出ますよね。
すぐにメッセージが思いつく子もいれば、両親にどう伝えたらいいか迷っちゃう子もいます。
その過程がとても大切で、何日かかけてその子の素直な気持ちを引き出していくことがポイントです。
「こんなふうに書くんだよ!」と大人が例を出しすぎないようにして、子どもが自分の言葉で伝えられるように見守ってあげるといいですね。
友達のアイデアが参考になることもあるので、お友だちと話して「あ、僕もこれ書きたい!」なんてこともあります。
友だち同士の内容が、真似っこになりすぎないように注意して見守りたいところです。
担任の先生が見極めてほしいなと思います。
書き方:
保育形態もありますが、私の園では「2人ずつほどで、丁寧に書く時間」を設けてやりました。
担任としても、一人一人と向き合い、何を感じて、何を言葉にしたいのかを一緒に考えることが出来ました。

卒園式の後日に、保護者の方に『子どもたちの書いていた時の様子✨』の話をすると、とても喜んでいました☺
もちろん、子どももすでにお家で話しをしているようで、その話を聞くのも楽しかったです✨
準備する時期:
あまりに早くから準備をしすぎても、卒園に不安を感じる子もいます。
なので、2月に入ってからの書き始めが丁度いいように感じました。
注意点:

2月から『感謝の手紙』の準備をしましたが、2月は流行り病の流行時期です!
インフルなどで、1週間など休みになった子が続出した時は、本当に焦りました💦
卒園練習もですが、そこも逆算して行ってみてくださいね。
卒園の歌
・さよならぼくたちのほいくえん 作詞:新沢としひこ、作曲:島筒英夫
・思い出のアルバム 作詞:増子とし、作曲:本多鉄麿
・こころのねっこ 作詞・作曲:南夢未
・ありがとうこころをこめて 作詞・作曲:山﨑浩
どれも素敵な曲ばかりです♪
歌を決めるときに「子どもたちと一緒に選ぶ」この方法が良いなと思いました。
この方法を取ると、より意欲的に歌ってくれることが多いです。
何曲か候補を聞かせて、みんなの意見を取り入れると、子どもたちの気持ちも盛り上がりますよ。

私の経験では、子どもたちの覚えは早いので、1つに決まらなければ2~3曲選んで歌うのも良かったです☺(式典の中で2曲、エンディングで1曲など)
保護者の方も、園の様子を子どもから聞いているので「先生、みんなで決めたんですね✨」など、嬉しい反応が多かったです。
思い出のアルバムや映像

『思い出のストーリー映像』を流す
卒園式前の保護者控室に、手作りの思い出映像を流したことがありますが、これが大好評でした✨卒園式が始まる前から、涙を流している保護者の方もいらっしゃいました☺

担任の私が写真を選んだのですが、可愛くて選びきれず…他のクラスの先生に手伝ってもらった方が良かったと思います💦
選びたいのですが、仕事量に余裕もなくなってしまうので、任せられるところは助けを求めましょう✨
「子どもが書いた自画像を飾る」
保護者控室や保育園の玄関に、入園したばかりの頃の写真と、今の子どもたちの写真を並べて、さらに子どもが描いた自画像を飾りました。
子どもたちの成長が目で見て感じられて、『卒園』の実感が湧いて、見るたびに心温まる瞬間になりますよ。
\アルバム作りの参考に✨/

卒園証書授与の演出

卒園証書を渡す園長が、ひとりひとりに一言メッセージを伝えて証書を渡す
担任としてみていて、とても素敵な光景でした✨
卒園児が、ひとりずつ『園生活で楽しかったことを発表する』
証書を貰ったあと、正面をむいて『名前、楽しかったこと』を話してから席に戻る。
一斉に『一年の思い出』をいうことも素敵ですが、ひとりひとりの大きな声での発表は、ひと味違って素敵ですよ。
発表会よりも、さらに成長した姿を最後に魅せられて良かったです。
『保護者に花を贈る』
卒園式の時には、園児がお祝いにお花をもらうことがあると思います。
このお花を、子どもから保護者の人に手渡しして渡します。
式典の中や祝賀会で、子どもから「ありがとう」の気持ちを込めてお花を渡すことで、保護者との絆をさらに深められる気がします。
子どもたちが保護者に直接お花を渡すシーンは、本当に心温まるものです。
『退場の時に保護者と手をつないで退場する』
退場の時に、子どもが保護者を席に迎えに行き一緒に手をつないで退場します。
アットホームな雰囲気で素敵ですよ♬(保護者の方はほとんど泣き顔です☺)
卒園式の準備のコツ
時間管理
発表会の時期にもよりますが、担当の先生は早めに計画をたて、12~1月には会議などで話し合いが出来たら良いと思います。
子どもたちの練習や準備はまだ先でも、職員の準備は早いに越したことはありません。
特に、1月や2月はインフルエンザや風邪が流行しやすいので、予防も含めて早めに準備をしておくことが大切です。
協力体制の重要性
行事担当、年長担任は周りの先生に協力を求めましょう✨
年長担任は、小学校への書類作成や連携、卒園練習も含め仕事量は膨大です。協力してもらえるところは、協力をしてもらいましょう。
また、卒園式の練習には、他のクラスの先生にも協力してもらうことで、自分だけでは気づかなかったアドバイスをもらえることもありますよ!
総練習になってからの細かい変更は、子どもも混乱してしまいます。
園長、主任はもちろんですが、職員間の連携を取っていきましょう!
子どもたちの負担を減らす工夫:
子供は覚えが早いです!!
発表会ほどの練習はしなくても、しっかりと歌ったり発表したりできますよ✨
大人はつい心配になりがちですが、子どもを信じて一緒に練習していきましょう。
保育園生活も残りわずかですから、遊びの時間まで削って練習漬けにするのはちょっと切ない気もします…(もちろん、園の方針に合わせて進めることが大切ですので、職員間でしっかりと意思疎通をしましょう)
まとめ

このように、私が経験して素敵だと感じたものをいくつか紹介しました。
伝統があり落ち着いた雰囲気の卒園式、楽しい歌を歌い子どもが笑顔の卒園式、どれも素敵です。
先生方の経験を出し合って、素敵な卒園式を作り上げてください✨

なかなか予定通りにいかない事も多いと思いますが、先生方の事応援しています。
何か参考になれましたら嬉しいです☺
